■節子への挽歌3597:カサブランカが咲きました
節子
植木鉢で育てていたカサブランカが見事に咲きました。
カサブランカは、節子も私も好きな花の一つです。
節子に絡む節目の日の前後には、カサブランカの花を供えますが、どうせなら球根から育てようと、娘たちが球根を買ってきました。
同時に植えると花が咲くのも同時だろうから、10日ほど間をおいて植えました。
ところがなんと全く同じ日に咲いてしまったのです。
しかも一挙に咲きだしてしまいました。
1本は枝切りし節子の供え、1本はまだ植木鉢です。
カサブランカが好きな理由は、その強い香りにあります。
花が咲くと仏壇のあるリビングに香りが拡散します。
そこにいると、強い香りがいろんなことを思い出させます。
節子を見送ってからの数か月は、節子の位牌の前はいつも花に囲まれていました。
香りの強いカサブランカだけではなく、さまざまな花の香りで異様な雰囲気がありました。
香りと白さが、ずっと残ってしまい、一時はそこに沈み込んだようなこともありました。
いまはさすがに、花は少なくなりましたし、時には庭の花で飾っていることも少なくありません。
しかしカサブランカがあると、それだけでリビングの雰囲気は一変します。
もちろん私の意識のなかだけの話ですが。
切り花にさせてもらったカサブランカには、お礼の肥料を施して、来年もまた咲いてもらおうと思います。
節子ががんばった、あの年のように、暑い夏がやってきました。
今日は来客ですが、リビングのエアコンが壊れているので、大変です。
カサブランカの香りが、暑さを癒してくれるといいのですが。
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