■節子への挽歌3599:高月からの便り
節子
今日は節子の故郷(滋賀県高月)から2つの便りが届きました。
ちなみに今日の高月は、33度だったそうです。
わが家もほぼ同じ温度でしたが、エアコンなしでも大丈夫でした。
でも熱中症のおそれがあるので、畑に行くのはやめました。
最初の便りは、節子の同級生からです。
昨日が唐川の赤後寺の千日会で、そこに今年も節子のお姉さんがお参りに行ったそうです。
そのことを教えてきてくれました。
もう一つは高月メロンでした。
恒例の節子へのお供え物です。
メロンが届くと夏が始まります。
もう数年、高月には行っていません。
節子の両親の墓参りもあるのですが、どうも足が伸びません。
節子が元気だったころは毎年数回は行っていたのですが。
節子と一緒に行った高月は、あまりにもあたたかな思い出が多いので、一人では行く気が起きないのです。
私にとっては、節子のいない高月は想像もできないのです。
高月にはたくさんの観音がいます。
しばらく会っていないので、行きたい気もしないではないのですが、行く気が起きません。
というよりも、そもそも旅行に行こうという気が起きないのです。
どうも私は一人旅ができない性格です。
独りでサンチアゴ巡礼をしていた鈴木さんが帰ってきました。
帰国後2日半、食事もせずに寝ていたそうです。
今日届いたハガキに、「身体はもどってきても、心と魂はそれに追いつかないのかもしれません」と書いてありました。
鈴木さんらしいです。
独り旅ができる鈴木さんがうらやましいです。
今日はもう一つ連絡が届きました。
訃報です。
その人も一人旅でしょう。
さて、私は一人で旅立てるでしょうか。
そろそろ現世で練習しておいた方がいいかもしれません。
いや、たぶん節子が迎えに来てくれるでしょうから、心配はないでしょう。
今日は暑い日でしたが、我孫子は快い風がずっと吹いていました。
いまも快い風が窓から入ってきています。
高月の夏も、いつも暑かったですが、風が快かったのを思い出します。
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