■節子への挽歌3633:すぎのさんの幸水
節子
わが家のお盆にはなくてはならないものがあります。
「すぎの梨園」の幸水です。
杉野さんの幸水は、わが家のお盆には欠かせません。
節子は大好きでした。
もちろん私も大好きです。
私が杉野さん夫婦と知り合えたのも、節子のおかげです。
節子がすぎの梨園に梨を購入に行くときに一緒に行ったのが縁でした。
とても気さくなご夫婦で、家族みんなで梨園をはじめ、さまざまなものを手がけています。
http://www.geocities.jp/suginofarm/
ユカに頼んで連れて行ってもらいました。
歩いていくのは無理な遠さです。
私は運転免許を早々と返却してしまったので、自分ではもう運転できないのです。
ちょうどみんなで出荷作業をしていました。
いつもと違って、たくさん梨がありました。
あまりの人気で梨がなくなることもあり、最近はあまりたくさん購入するのは気が引ける感じだったのですが、今年は大丈夫そうです。
出荷作業所の前に、おしゃれな2階建ての建物ができていました。
息子さん夫婦の新居ですが、外観はおしゃれなカフェのようです。
すぎの梨園が出している「のらやま通信」に紹介があったようですが、見落としていました。
カフェでもやらないのですかと言ったら、杉野さんがお茶なら飲めるというので、雰囲気を楽しませてもらいました。
なかなかいい雰囲気です。
奥さんが手掛けている加工食品も並んでいました。
写真ではわからないでしょうが、かなり凝ったつくりです。
サッシが全面開くようになっているので、ウッドデッキと一体感した開放感が味わえます。
たぶん息子さんたちの趣向でしょう。
たぶんこの空間から何かが始まるような予感がします。
魅力的な場所は、新しい物語を生み出します。
久しぶりに杉野さんと少し話しました。
杉野さん家族は、私には理想的な家族に見えます。
節子も、もしかしたら、杉野さんのような家族を理想としていたかもしれません。
杉野さんたちと会うたびに、節子がいたらちょっと違った付き合いができたかもしれないと思うこともあります。
私はどうも家族単位の付き合いが苦手なのです。
帰宅したら、ジュン親子が来ていたので、みんなで食べました。
杉野さんの幸水は、やはり美味しいです。
節子の位牌の前にも、大きな幸水梨を供えました。
これで節子の精霊棚は完成です。
| 固定リンク
「妻への挽歌18」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌4500:東尋坊からのお餅(2019.12.28)
- ■節子への挽歌4499:歯医者さんと節子(2019.12.27)
- ■節子への挽歌4498:年末のお接待(2019.12.26)
- ■節子への挽歌4496:年末の相談つづき(2019.12.24)
コメント