■世の中には「おかしいこと」が多すぎます
ちょっと考えると「おかしい」と気づくことはよくあります。
たとえば、内閣への信頼感が失われた状況を打破するために、一部の大臣を変えることで信頼が回復すると囃し立てているテレビの報道バラエティ番組はどう考えてもおかしく、そのおかしなことを視聴者に植え付けているのはますますおかしい気がします。
そういう番組に出ている、政治ジャーナリストは口では内閣改造では信頼感は回復しないと言いながら、実際にやっていることは問題を矮小化し、視聴者をはぐらかしているだけです。
まともな政治ジャーナリストのやることではないでしょう。
彼らはみんな道化役のタレントでしかありません。
国会での審査会での官僚の回答は、これもどう考えてもおかしいです。
小学校に戻って国語の勉強をして来いと言いたいですが、もうたぶん遅いでしょう。
彼らの下で働いている人たちに同情しますが、たぶんその人たちもまた同じようになるでしょう。
なにしろ人は先輩を真似て育っていくからです。
おかしなことが山のようにあっても、みんな「王様は裸だ!」などとは言いません。
そんなことを言えば、仲間外れにされかねません。
しかし、「おかしなこと」に目をつぶって生きていると、いつの間にか自分の「おかしなこと」をやってしまうことにもなりかねません。
トランプのアメリカファーストを悪くいいながらも、小池都政の都民ファーストは支持するのも、おかしい話です。
ついでに都政についていえば、有害物質の埋められた場所に生鮮食材の市場を置くなど、あり得ない話です。
でもそれがいつの間にか決まっていました。
それが「おかしい」と改めて声をあげたにもかかわらず、結果的には何も変わりませんでした。
どう考えても私には納得できません。
昨日の火事は、土地の神様のメッセージではないかと思ったほどです。
原発は、要するにそこから出てくる極めて有害な廃棄物の処理ができない技術です。
そんなものをつくって良い訳がありません。
技術としても不完全で、誇りある技術者であれば、受け入れがたいはずではないかと思います。
そんな不完全な技術は、原発でないとしたら、だれも認めないでしょう。
それがかつての公害の原因だったわけですが、それを知っているのに、まだやめようとしない。
中小企業が廃棄物を排出していたら、操業停止になるでしょう。
でも国家がやると止まらない。
これもどう考えてもおかしいです。
原発はそもそも核兵器開発のために必要だから国策として取り組まれたことが文書などでもだんだん明らかにされてきていますが、私はそれよりも、ただ廃棄物処理の目途が立っていないのに続けられていることにおかしさを感じます。
すなおにただ、「おかしい」と思うだけです。
自分で廃棄物も処理できない技術は、技術と言えるのかと思うほどです。
それを認めている技術者に、私は不信感を持っています。
とまあ、こんなように、おかしなことが横行していることにおかしさを感じています。
それはたぶん私たちみんなが「おかしくなってきている」からでしょう。
今日、FBで「ちょっといい話を集めよう」というコミュニティを開設し、呼びかけを始めましたが、それと並行して、「おかしいことをおかしいというコミュニティ」をつくろうかと考えました。
つまり「王様の耳はロバの耳」という倉庫づくりです。
そこに向かって、みんなが言いたいけれど言えないことを投げ込んでいく。
もしかしたら、原発廃棄物の貯蔵庫よりも、危険な倉庫になるかもしれません。
でもやはりそれは、ちょっと暗い人生を支援することになりそうなので、やめました。
さて今日は、「おかしなこと」に出会わないことを祈ります。
今日こそ、心温まる1日でありますように。
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