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2017/08/10

■居場所をテーマにした「みんなのゆる~いカフェ」報告

久しぶりに平日の夜開催した「みんなのゆる~いカフェ」(みんカフェ)は、18人のにぎやかなサロンになりました。
今回は、自分の居場所を実感できるような「ほっとできる場」を探しているモモさんからのリクエストで開いたので、「居場所」をテーマにしました。
湯島が初めての人も数名参加してくれました。
居場所など山のように持っているだろうと思われる人も来てくれましたが、おかげで「居場所」に関する私のイメージもとても広がりました。

最初は自己紹介も含めた雑談をしていましたが、だいたい集まったところで、モモさんから、「こんな場所があったらいいな」という話をしてもらいました。
そこから「居場所」や「生きづらさ」などをそれぞれが話し出しました。
みんな自分の問題として語ることを、湯島では大切にしていますが、今回は見事なほどにみんな自分を語っていたように思います。
改めて感じたのは、みんな実に誠実に生きているということです。

いろんな意味で「生きていくうえでの障害」の度合いの高い人にとって住みやすい社会になってきているかどうかに関しては、インフラや人々の意識という点では、いい方向に向かっているという話がある一方で、人のつながりが弱くなっていることや社会の流れに「優生思想」を感ずるという話も出ました。

モモさんは、みんなに迷惑をかけてはいけないという思いが強くて、なかなか外出できない人なのですが、迷惑をかけるということについても、いろんな話が出ました。
そもそも誰かに迷惑をかけないで生きられる人などいるはずもないのですが、もしかしたら「迷惑をかけてはいけない」という思いが、「障害」の原因なのかもしれません。
「障害」とは、そうした意識が生み出すものかもしれません。

湯島のサロンは、いろんな人が比較的に素直になれる場だと思いますが、今回は自らが、あるいは家族が「発達障害」「LGBT」だと話す人も多く、それがまたまったく違和感なく語られていました。
自助グループ(self-help group)の価値は私も理解していますが、それだけではむしろ社会が分断されていきます。
障害者と健常者、マイノリティとマジョリティという捉え方にも、私は大きな違和感があります。
人間はつまるところ、みんなそれぞれに生きづらさをかかえている弱い存在です。
自らの弱さに気づけば、他者の弱さを思う気持ちも生まれます。
世の中には障害者も健常者もいない。
言い方を変えれば、みんな障害者で健常者なのです。
そういう意味で、障害を持つ人たちに画一的なレッテルを張ることで問題を捉えるのではなく、それぞれの多様な問題を分かり合えることが大切だと思います。
さまざまな人が集まる湯島のサロンを長年続けているのは、そうした思いからです。

こうした意見に関して、「生ぬるい」という指摘もありました。
たしかに「生ぬるい」。
現実はとても厳しく、障害を持つ人にとっては生きにくく、不快な思いをすることは少なくないでしょう。
でもそれは障害の有無にかかわらないのかもしれません。
だれもかれもが生きにくい社会に向かっているのかもしれません。
しかし、だからこそ、私は「障害」を「障害」として閉じ込めておくのではない生き方をしていくことが大切だと思います。
ほんの少しだけ「青い芝の会」の話もさせてもらいました。

看取りや介護に関わっている人たちの話もとても考えさせられましたし、テーマがあれば居場所は見つかるというような話もありました。
農業や環境の話も出ましたし、長い人生での居場所のような話も出ました。
もし時間があれば、久しぶりに参加してくれた冠地さんに、「イイトコサガシワークショップ」のさわりをやってもらおうかとも思っていましたが、3時間が過ぎてもなかなか話し合いはとまらず実現できませんでした。
居場所があれば、みんな話しあいたいのです。
だとすれば、そうしたサロンの場をどんどん増やせばいいのです。

長くなってしまいましたが、その割には話し合いの内容が報告できていませんね。
でもまあ、なにしろ「ゆる~いサロン」ですから、報告など不要かもしれませんね。

今回の言い出しっぺのモモさんはなかなか定刻に会場に到達することが難しい人なのです。
数日前から出かける準備をしていても、いざ出ようとすると、なぜか出られない。
でもそのモモさんが参加してくれました。
そして、いろいろとヒントをもらったと言ってくれましたので、サロンをやってよかったです。

最近、平日の夜のサロンはやめていましたが、むしろ夜のほうがいいという人も多いことがわかりました。
次回の「みんカフェ」も夜にしようと思います。

Momocafe


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