■投票先は自分軸があればすぐ見えてきます
選挙活動が始まりました。
今回は、とてもわかりやすい選挙だと思いますが、どうもマスコミは大きな構造を見えないようにしているような気がします。
選挙後の政権構造のゆくえなどよりも、やはりしっかりした政策理念に整理すべきだと思いますが、8つの政党の関係構図を描くときには、ほとんどが与党グループ・希望グループ・それ以外にマッピングし、しかも与党グループと希望グループを対極に置き、そこに立憲民主党などを第3局に位置づけています。
つまり、基本構図が、政策とは関係ない、安倍・反安倍なのです。
これでは痴話げんかにしか見えません。
私は現在の日本が未来を考える時に大切なテーマは、「9条」と「原発」だと思います。
ですから、「9条を変える・変えない」と「原発再稼働指示・新規稼働ストップ」の2軸で4次元マップをつくれば、整理しやすいと思います。
そうしたチャートをぜひとも出してほしいですが、出てきません。
もちろん軸は他にも設定できますが、教育無償化や社会福祉重視などのようなことは、ほとんど誰も賛成でしょうから、政策手段の優先に関する軸であって、政策理念の対立軸にはなりません。
財政再建や消費税も、政策理念ではなく、政策手段であって、次元が異なります。
そういうマップに基づいて、私は投票相手がすぐ決まります。
投票先が見つからないという人は、要するに自分の軸を持っていないだけの話です。
そういう人はすべてと言っていいと思いますが、現在の与党グループに与すると言っていいでしょう。
無党派層などと言いますが、むしろそういう人は与党支持層、つまり権力依存層だと自認すべきだと私はいつも思っています。
| 固定リンク
「政治時評」カテゴリの記事
- ■湯島サロン「市会議員選挙に立候補して考えたこと」報告(2023.02.01)
- ■国家の安全保障のために政府には「機密」があってもいい、という「常識」(2023.01.26)
- ■「嘘つきは政治家のはじまり」にしてはいけません (2023.01.26)
- ■国会議員ローテーション制度に賛成します(2023.01.17)
- ■戦争をやめさせたいのであれば、戦争をつづける人に加担すべきではない(2022.12.22)
コメント