■上高地での不思議な人に会いました
娘と一緒に上高地へのバスツアーに参加しました。
妻とは2回ほど行ったところですが、妻がなくなってから初めてです。
天気に恵まれました。
そこで不思議のことがありました。
フェイスブックに報告したのですが、不思議なことが起きたのです。
上高地の大正池から田代橋に歩いていると道に何となく場違いの人が立っていました。
近づくと、かっぱ橋はどっちですかと訊かれました。
こちらの方に2キロほどだと教えました。
そこで別れました。
ところがそれから1時間後、なんと今度はかっぱ橋の先のビジターセンターから出てきたら、その人がどこからともなく現れて、バスターミナルはどこですかと訊いてくるのです。
あまりの偶然に驚いて、先程もお会いしましたねと言いましたが、無視されました。
そこでしかたなく場所を教えましたが、どう考えても不思議です。もしかしたら神さまだったかもしれないと写真を撮りました。
後姿ですが、神様みたいでしよう。
私が不思議に思ったのは、まず最初のことです。
そこは一本道でした。
ですからその人はどちらかから歩いてきたはずですが、まっすぐ前を向いて歩けば、いいだけの話です。
方向を尋ねることもありません。
第2に、歩き方がゆっくりしていて、そこから1時間、かなりの速さで歩いた私たちに追いつくはずがありません。
第3は、2回目に出会ったところは河童橋から明神池に向かう、さらに先にあるビジターセンターです。
あまり人は行きません。
ところがその人の歩いている向きは、ビジターセンターから橋に向かう方向でした。
それに河童橋界隈は、たくさんの観光客でにぎわっています。
私はバスツアーで行きましたが、同じバスの人にさえ、会いませんでした。
私を追いかけてきたと考えてもおかしくないのです。
次に雰囲気ですが、大変失礼な表現ですが、まったく生気がないのです。
声のかけ方も、ゆったりしていて、反応が弱いのです。
もし自宅の近くでこの人に会ったら、心配して見守りたくなる感じです。
荷物はビジネスバックとビニール袋です。
それもいかにも場違いです。
私から答を聴いた後は、私が指差す方向にトボトボと歩きだしました。
たくさんの人がいましたが、何の反応もなく、風景を見るでもなく、トボトボと。
最後まで見送ればよかったのですが、もしかしたら途中で消えてしまったかもしれません。
その後、少し遅れてバス停に行きましたが、たくさんの人が並んでいましたが、その人はいませんでした。
まあこんなことを書いても、たぶん伝わらないでしょうが、実に不思議な気持ちになったのです。
まあそれだけのことなのですが。
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