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2017/11/18

■民主主義の真価は、絶えず必要な改革を促すこと

先日福岡で様々な活動をしている友人が湯島に久しぶりに立ち寄ってくれました。
彼がいま興味を持っているのがスイスです。
数年前にスイスに調査に行って、関心を深めたようです。
私は、スイスにはしたたかな悪の顔としなやかな善の顔を感じています。

その友人が面白いよと言って、1冊の本を紹介してくれました。
スイス政府編の「あらゆる危険から身をまもる民間防衛」(原書房)という本です。
早速取り寄せてみました。
手に取ってすぐ思い出したのが、2年前に都民に配られた「今やろう。災害から身を守るすべてを。東京防災」です。
この本もだいぶ話題になりました。
スイスのは赤い装丁。東京は黄色でした。
交通信号で言えば、注意と止まれです。

しかし、一番の違いは、内容です。
スイスのは平和と戦争にどう対処するかです。
かなりのページを割いて、そのための国民の責務が説かれています。
たとえば、こんな文章です。

わが民主主義の真価は、絶えず必要な改革を促すことである。どのような制度も、生きものと同じように、それ自体の生命力によって変化することからのがれるわけにはいかない。すべては進化する。思想も、風俗や経済情勢と同様に進化する。だから、国民や、国民を代表する議員が、常に注意深く制度を見守ることは、どうしても必要である。この注意深く見守ることによって、制度の改革が求められてくる。それは、改革であって、めくら滅法の破壊ではない。革命は、しばしば、益よりも害となる。 しかしながら、権力が、ある個人に集中し、抑圧された人々が、その独裁者を追放するために立ちあがるほかなくなったときに、革命が必要となる。 民主主義は、何も生み出さないでじっとしていることと、破壊的に転覆することとの間に通じる、狭い、山の背のような道を、用心深くたどらねばならない。各人の義務は、この法則に従って生き生きと生きることである。公けの問題に無関心であることは、この義務に忠実でないことを意味する。

明日11月19日は、リンカーンがゲティスバーグで、「人民の、人民による、人民のための政治」のスピーチをした日です。
その11月19日、午後2時から湯島で「国民投票と究極的民主主義」をテーマに集まりをやります。
もしお時間とご関心があれば、ご参加ください。
スイスの話も出るはずです。
もしかしたら、そこから「国のかたち」の話に広がるかもしれません。
憲法問題は、いまの日本では「憲法条文問題」に矮小化されていますが、大切なのは「国のかたち」です。
そしてそれは、国民の意識の問題でもあります。

寒いですが、よかったら明日、湯島に足をお運びください。

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