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2017/11/27

■私は蒼国来を応援しています

白鵬が「場所後、真実を話し、膿を出し切って、日馬富士関、貴ノ岩関を再びこの土俵に立たせたい」と発言したことが物議を起こしています。
白鵬も、一言話せば非難され、異議申し立てをすれば非難される。
私は白鵬の素直な生き方に共感しています。
横綱も人間であってほしいと思うからです。

矛盾しているように思われそうですが、日馬富士にも、貴乃花にも、共感します。
みんな自分を生きていると思うのです。
たしかに日馬富士が行なった暴力行為には共感はできませんが、人は過ちを犯すものです。
それに、たぶんモンゴルの文化と日本の、さらには大相撲の文化は違います。
郷に入らば郷に従え、などという言葉もありますが、多文化共生の時代でもあります。

私が一番おかしいと思うのは、あまりに部外者が騒ぎ立てることです。
もっと騒ぎ立てることがあるだろうと思うのです。
それに「暴力」という点では、もっと大きな暴力が日本政府によっても行われています。
原発だって大きな暴力です。
そちらの方に私は関心があります。

この騒ぎを見ていて、まさに現代はフェイクニュースの時代、ポスト真実の時代だと思います。

私は蒼国来を応援しています。
大相撲八百長事件で一度は解雇され、裁判で勝訴し土俵に戻ってきた力士です。
相撲協会には不祥事も多いですが、責任を取るべきは若い力士ではなく協会の役員ではないかと思っています。
今回も理事長以下の役員が責任を取るべきだと思っています。
いつも切り捨てられるのは現場の人たちという、現代のフェイク責任論に怒りを感じています。

日馬富士も貴の岩も、土俵に戻ってきてほしいです。

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