■地元我孫子の公開フォーラムの報告
先週の土曜日(11付き25日)、我孫子市の「市民のチカラ」まつりで、「世代を超えた「人のつながり」がまちをゆたかにしていく」というフォーラムを開催しました。
並行してさまざまなイベントが開催されていたので、人の集まりが心配でしたが、60人を超えた参加者がありました。
隣りの市から来てくださった方からは、とてもよかったという感想をもらえました。
キースピーチは、学校と地域の融合教育研究会の宮崎さんにお願いしました。
宮崎さんの活動はご存知の方も多いと思いますが、まちづくりや社会教育の世界に新しい風を吹き込んだと私は思っています。
前にも他のところでお話をしていただいたことはあるのですが、我孫子で話をしてもらうのは、今回が初めてです。
宮崎さんのお話は、子どもたちの教育の場である学校に、「まち」を引きこむことによって、学校をみんなの学びの場、そしてまちづくりの拠点にしていったという物語でした。
それは同時に、教える教育を超えた、大きな学びを子どもたちにもたらし、子どもたちとまちの人たちの、世代を超えたつながりを育てることで、未来に向けてのまちづくりの芽を育てたという話でもあります。
まちづくりとは、立場や世代を超えた人のつながりを豊かにしていくことだと思いますが、
宮崎さんは、学校を使って、それを見事に実現したのです。
いうまでもなく、人のつながりを育てる場は、学校だけではありません。
我孫子でも、いろいろな場を活かしながら、人のつながりを豊かにしている人たちがたくさんいます。
今回は、そうした3人の人に、宮崎さんのお話の後、少しパネルディスカッション風に話してもらいました。
その話を聞いていて、我孫子の市民活動も少しずつ変わってきているなと実感しました。
特に若いおふたりからは、壮大なビジョンも飛び出しました。
若者と高齢者の違いは、もしかしたら「ビジョン」の有無かも知れないと思いました。
このフォーラムをキックオフイベント位置づけ、つづけて「我孫子を舞台に面白いことを始めよう」というミニワークショップを開催し、ゆるやかなネットワークを立ち上げるはずだったのですが、今回の実行委員会メンバーの合意が得られなかったので、改めて年明け後に取り組みたいと思っています。
すでにこんなことをしたいと提案したいという方も何人かいます。
今回のフォーラムは、私にとっても、久しぶりの出会いがいくつかありました。
我孫子の市民活動の草分け時に活動されていた佐藤祐子さんにも、10年ぶりにお会いできました。
しかし、ゲストの宮崎さんは私どころではありません。
なんと50年ぶりに大学の同窓生、それも宮崎さんにとっての「マドンナ」にお会いできたのです。
人のつながりは、まちづくりだけでなく、個人の人生も豊かにしていきます。
いや、個人の人生が豊かになることが、「まちづくり」なのかもしれません。
我孫子界隈にお住いの方で一緒にやりたいという方がいたら、ご連絡ください。
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