■節子への挽歌3729:穴のあいたセーター
節子先日、ジュンの家族といっしょにクリスマスの会食をしました。
孫のにこに、大きなブロックをプレゼントしました。
先日、一緒におもちゃを買いに行ったお店の子どもの遊び場にあったのですが、それがとても気に入ったようなので、プレゼントしたのです。
とても喜んで早速遊びだしました。
ジュンが、私と孫が一緒に巨大なブロックで家をつくる様子を写真に撮りました。
今日、ジュンからせっかくいい写真を撮ったのに、お父さんの来ているセーターの袖に穴があいていて、公開できないよといわれました。
写真を見たら、たしかに穴があいていました。
気が付きませんでした。
そのセーターは最近お気に入りでよく来ていたのですが、いろんな人に気づかれてしまっていたかもしれません。
わが家の経済的貧しさが露呈してしまいました。
まあ考えてみると節子がいなくなってから、セーターを一度も買っていないのです。
節子がいた時には、年末に必ず新しいセーターを購入して新年を迎えるのが、恒例行事だったのです。
節子がいなくなってから、そのセーターを着続けているわけです。
穴があいているくらいでなんだ。
最近の若者は穴のあいたジーンズを着ているのだから、セーターの穴もいいじゃないかと、言い返したかったのですが、どうもジュンとは相性が悪いので、やめました。
ユカには、そう言ったことがありますが、はいはいとスルーされたこともあります。
つまり、このセーター以外にも穴があいているセーターがあるのです。
実は今日も、もう1枚の穴あきセーターを着ていました。
しかし、やはりセーターは穴のない方がいいので、セーターを買いに行きました。
穴のあいたセーターの上にコートを着て、です。
お店に行ったら、私好みのジャケットが目に付きました。
半額セールでした。
それでセーターではなくジャケットを買ってしまいました。
経済的に貧しいと、ついつい半額などと書いてあると買ってしまいます。
身体に合うかどうか来てみようとコートを脱ぐ段になって、穴のあいたセーターを着てきたことに気づきました。
いやはや困ったものです。
でもまあ、だいたい大丈夫だろうと思って、ジャケットを買ってしまいましたが、しかし買った後、似たようなジャケットがあったなと気づきました。
まあそんなものです。
穴のあいていないセーターを着ていたら、試着してみて、その途中で似たジャケットがあるのを思い出したでしょう。
そうしたら目的通り、セーターが買えたかもしれません。
ジャケットを買ってしまったので、セーターを買うのはやめてしまったのです。
やはりセーターには穴があいてないほうがいいようです。
穴が気になると、堂々とできませんから。
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