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2017/12/01

■節子への挽歌3707:「見舞われ」

節子
胃がん手術をした友人がやってきました。
手術してまだ半年もたっていません。
私が見舞いに行く予定だったのですが、どうも見舞いに行く元気が出ずにいたら、彼のほうから「見舞われ」に行くと電話がかかってきました。
電話を受けた時、いささか疲れ気味でボーっとしていて、受けてしまったのですが、電話を切って、おかしさに気づきました。
すぐに電話を掛け直して、見舞いだから私のほうから行くよと言ったのですが、あまり出歩いていないので気分転換がてら行くというのです。
素直に受けることにしました。

実のところ、手術半年後の節子の状況を思い出して、心配していたのですが、やってきた彼は元気そうでした。
それでも医師からもらった血液検査などの資料を持参して、意見を聴かれました。
10年ぶりに見る、腫瘍マーカー値などがかかれた表でした。

実は彼は独り暮らしです。
相談する相手がいないのです。
私とは幼なじみです。
仲間は何人かいるのですが、なぜか私にだけ話してくれています。
いろいろと話を聞きました。
治療方法や薬などの話から、医師の話まで、話してくれました。
お墓の話まで出ました。

食事に行きましたが、私のほうがご馳走されてしまいました。
わざわざ「見舞われ」にやってきて、ご馳走までしてくれたのですが、どうもやっぱりおかしいです。
でもまあ気分転換のために出かけてくることはいいことかもしれません。
定期的に湯島で会うことにしました。
まあ時には私も彼の家に行こうと思いますが。

独り暮らしで、がん宣告されたらどんな気持ちになるか。
とても楽観的でおおらかな人柄なのですが、これまでとはちょっと違った気がしました。
見舞いに行かなかったことを大いに反省しました。
病院や見舞いに対する、どうしようもないほどの複雑な気持ちがいまだに払拭できずにいるのですが、そろそろそうした思いを克服しなければいけません。
しかし、今日は節子の手術後の話を彼にすることで、当時のことをたくさん思い出しました。
そのせいか、彼と別れた後、恐ろしいほどの疲労感に襲われました。

もう寝ます。

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