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2018/01/31

■憲法9条を考えるもうひとつの視点

今日はちょっと体調がすぐれないので自宅で休養していたのですが、ついつい机の上に積んであった本を読んでしまいました。
国際関係論を専門にしている篠田英朗さんの「本当の憲法」(ちくま新書)です。
副題が、「戦後日本憲法学批判」となっていますが、とても刺激的で示唆的です。
憲法学者の憲法論とは視点が全く違いますが、私がこれまで違和感を持っていたことが、ほぼすべて解消した気がします。
もっと早く読めば、と悔やまれます。

前回のリンカーンクラブの集まりでも、「国民主権」という概念がどうもすっきりしないことを話したのですが、それもすっきりしました。
みなさんにも、ぜひ第1章「日本国憲法をめぐる誤解を解く」だけでも読んでほしいと思います。
たとえば、こんなことが書かれています。

日本国憲法の3大原理といわれる「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」は、目的あって、原理ではない。原理は「国政は国民の厳粛な信託による」と「国際協調主義」。
憲法9条は、日本独自のものではなく、その価値は、例外性にあるのではない。その国際標準的な性格にある。
あるいは、
日本憲法の根底にある英米法思想の起点は、諸個人の権利である。つまり「国民主権」ではない。

ちょっと私の考えに合わせて解釈しているかもしれませんが、こう考えれば、日本憲法9条をノーベル賞平和賞候補にといった考えが、いかに視野の狭い「日本ファースト」的発想かがわかります。
私がなんとなく感じていた疑問が氷解します。
不戦条約ですでに戦争は否定され、軍隊のない国は日本以外にいくらでもあり、むしろ日本は軍隊に守られている。
自衛隊の存在は違憲だと思いながらも、なぜか存続を認めたい。

今日はあんまり調子がよくないので、まだ整理できていませんが、頭痛がなくなったら、少し整理しようと思います。

でも多くの人に読んでほしいです。

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