■節子への挽歌3735:節子、生き方を少し変えます
節子
節子がいない11回目のお正月です。
最近は定番なのですが、娘たちと近くの子の神様に初詣し、そのまま節子のお墓見舞いに行き、わが家でみんなでつつましやかなおせちを食べます。
既成のおせちセットは買わずに、ユカががんばって作ってくれます。
孫も、今年はお煮しめを喜んで食べていました。
節子がいた頃のわが家のお正月料理は、質素な中にも毎年、ひとつだけちょっとしたぜいたくがあったのですが、最近は次第にそうしたものもなくなりました。
それでもユカの手料理のおせちは美味しかったので、いささか食べ過ぎてしまいました。
その後、ジュン家族は、連れ合いの実家に行きますので、後は私とユカが残ります。
昨年は2人も、少しだけ頑張ったので、だらっとしています。
朝は例年のように、屋上から初日を見ました。
今年はとてもきれいでした。
運がよければ、子の神様からもわが家の屋上からも富士山も見えるのですが、今年は見えませんでした。
時評編に書きましたが、今年から少し生き方を変えようと思います。
昨年は、たくさんのことがあったこともあり、これまでの生き方の粗雑さを思い知らされました。
今ごろ気づくのは、いささか遅きに失していますが、気づいた以上は正さなければいけません。
どう変えるか。
たぶん節子が知ったら喜ぶ方向へです。
節子にはわがまま放題でしたが、少しは節子のアドバイスを身につけなければいけません。
節子がいなくなってから、私の生き方や価値観は大きく変わってしまいましたが、最近ようやく、落ち着いてきました。
伴侶を失ってバランスを欠いた生き方になれるのには、やはり10年はかかるようです。
ようやく今年は、正常化して前に進めるような気がしています。
今年は、年末に「善い年だった」といえるような生き方をしようと思います。
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