■節子への挽歌3749:独り寝の不安
節子
昨夜は大変でした。
夜中に急に腹痛がしてきて、目が覚めました。
成田山のうなぎが、よくなかったようです。
うなぎが悪かったわけではありません。
川豊のうなぎは、とてもおいしいのです。
悪いのは私です。
いつも質素な食生活なので、これまでも肉料理を食べすぎたりすると腹痛になることが、これまでも2回ほどありました。
場違いのものを食べてはいけません。
それに前後の食べ合わせも悪かったのかもしれません。
その時の症状と似ていたので、あまり心配はしなかったのですが、辛い夜でした。
こういう時に、つくづくと独り寝の不安を感じます。
寝室に胃薬を置いておけばいいのですが、薬は1階なので、取りに行くのもおっくうです。
節子が横にいたら、薬を取ってくるとか、まあ大丈夫かとか言ってくれるでしょう。
しかし、独り寝暮らしでは、独りで腹痛を耐えなければいけません。
腹痛に限りません。
最近は夜中に目が覚めることが少なくないのですが、独りだと話しかける人もいません。
目が覚めて、横で寝ている人を起こすのも身勝手ではありますが、私は長年そういう生き方をしていました。
もちろん私も節子に、夜中に目が覚めたら起こしていいよと話していました。
夜中に眠れないことは、結構つらいことです。
辛いことは分かち合わなければいけません。
いや、分かち合うことで、辛いことが楽しくもなりうるのです。
腹痛も、独りで耐えるのではなく、腹痛をしてくれる人がいるだけで、痛みは軽くなります。
まあそんなことを勝手に思いながら、腹痛に耐えました。
朝起きたら、ほぼ腹痛は治っていました。
独り寝暮らしももう10年。
最近はすっかり慣れました。
しかし、体調が悪い時などは、ちょっと心配になる時もあります。
今日はサロンでした。
サロンが終わった後、友人がうなぎでも食べに行こうかと誘ってくれました。
前々からご馳走してくれると言っていたのです。
でもしばらくはうなぎは自粛しようと思います。
昨夜の腹痛は、いささか尋常ではなかったものですから。
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