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2018/01/10

■節子への挽歌3746:こうもりの孤独さ

節子
私の疲労感は、もしかしたら正反対の世界を往来しているからかもしれないという気がする時があります。
正反対といっても、彼岸と此岸という意味ではありません。
経済的に恵まれた人たちと恵まれていない人たち。
現体制を支持している人たちと毛嫌いしている人たち。
これまでの価値観の中にいる人たちとそこからはみ出ている人たち。
こう書いてしまうと退屈ですが、それぞれで使われている言葉の意味は、まったくと言っていいほど違います。
豊かさや幸せという言葉の意味さえ違います。
そうしたダブル・シンキングのなかを往来しているとそれなりに疲れます。

さらに加えて、私は、たとえば「知性」とか「仕事」という言葉の意味さえ特殊です。
ですから、一見、みんなとコミュニケーションしているようで、コミュニケーションできていないことも多いのです。
そういう虚しさに襲われることは少なくありません。

特に私が最近違和感を持つのは、みんなが相変わらず「官民」の世界でしか生きていないことです。
私のテーマは、コモンズですが、コモンズの視点から捉える「政治」や「経済」は、世間で語られるそれとはかなり違います。
一部の人たちのための政治や経済を、みんなのものに取り戻したいと思い、一時は「みんなの〇〇」という活動をいろいろと始めたこともありますが、やっていて思うのは、だれもそんなことは望んでいないということです。
私の思いを伝えられずにいるということかもしれませんが、まあ見事なほどに挫折の連続です。

挫折して失望する相手は、どちらかの世界にいる人ではありません。
いずれの世界の人たちにも、違和感を感ずるのです。
社会からはみ出してしまっているということかもしれません。
社会からはみ出しているということは、社会に役立っていないということでもあります。
そこで自己嫌悪に襲われるわけです。

しかし、もしかしたら、もうひとつの世界があるのかもしれません。
その世界に行きつければ、きっと心が安らぐのでしょう。
なかなかたどり着けずに、いささか疲労感がたまってきています。

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