■節子への挽歌3764:幼なじみの集まりをすることになりました
節子
また雪が降るようで、今日も寒い日になりました。
昨夜は皆既月食を見るために寒い中にいたので、心配していましたが、今日は何とか正常に戻りました。
小学校の時の同窓生が癌になってしまい、昨年からささやかな相談に乗っていました。
節子との体験から少しばかりの知識はあるとはいえ、そんなものは何の役にも立たないことはわかっています。
年に数人の友人知人が癌になりますが、まさに千差万別で、わかったようなアドバイスはできません。
できるのは、ただ気にしているということだけです。
その友人は幸いに手術も成功し、とても元気になりました。
冗談で、私の葬儀委員長をやるまでは元気でいてよと言っています。
彼から口止めされていたのですが、最近ようやく、情報が解禁されました。
それで、交流のある小学時代の仲間たちとミニパーティでもやって、彼を元気づけようと思い、何人かに声をかけました。
そうしたら、なんとあっという間に10人を超える人が集まってしまいました。
しかも男女半々の組み合わせです。
みんな時間を持て余しているのでしょうか。
いや、元気づけられたいと思っているのは、どうも彼だけではないようです。
久しぶりに昔話をしたいと思っているのかもしれません。
私は昔話が好きではないので、こういう集まりはあまり気乗りがしません。
しかし、なぜか私に声掛け役が回ってきてしまいます。
誰かが企画したら、私はたいていにおいて欠席することをみんな知っているのかもしれません。
ともかくこういう集まりは、あんまり気乗りしないのです。
でも今回は、彼を元気づけなくてはなりません。
それに、癌になった彼は、実に気のいい人物なのです。
結婚もせずに、小さな靴屋さんをやっていた職人風の人です。
その靴のお店が最近、隣家の火事の延焼で燃えてしまいました。
そして今度は癌。
しかし彼はいつでも明るいのです。
心配して電話しても、いつも逆に私の方が心配されてしまう。
まあそんな人です。
人にはいろんな生き方があります。
彼から、集まりにもう2人増やしてよと連絡がありました。
さてさてこれ以上集まると場所が心配です。
でもまあ久しぶりのミニ同窓会。
数十年ぶりの人にも会えるでしょう。
ちなみに、その彼は節子の葬儀にも来てくれました。
葬儀には人柄が顕れます。
節子もきっと見ていたと思います。
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