■節子への挽歌3797:過去から元気をもらうようになりました
節子
とてもうれしいはがきが届きました。
「焼肉大交流会」の案内です。
といっても、焼肉がうれしいのではありません。
その会を共催するのは、「ウトロを守る会」と「ウトロ町内会」なのです。
案内の書き出しは、「ウトロに公営住宅が建つなんて」です。
私も、もうすっかり忘れてしまっていましたが、調べてみたら、2004年にホームページに最初の記事を書いていました。
http://cws.c.ooco.jp/katsudoukiroku3.htm#713
ウトロ地区とは、京都府宇治市にある在日コリアンの街でした。
そこに住んでいた在日コリアンが、開発の流れの中で強制追い立てを迫られて、裁判になっていたのです。
私は、その動きに義憤を感じ、ささやかな支援活動をしていたのですが、もう10年以上、忘れてしまっていました。
しかしきっと名簿に残っていたのでしょう。
私にまで案内が届きました。
そこに宇治市が市営住宅(伊勢田ウトロ市営住宅)を建てたのです。
今年の1月にすでに40世帯が転居したそうです。
そこで4月22日に、名前も「ウトロ広場」とつけられた場所で、報告会を兼ねた交流会を開催することになったのです。
ウトロのことは、節子にはあまり詳しくは話していなかったかもしれません。
なにしろ当時は、全国のさまざまな活動に関心を持っていましたから、すべてを節子に話していたら、節子はパンクしたでしょう。
ウトロの場合は、単なる経済的な支援だけでした。
それにも関わらず、私にまで案内が届いたのです。
こんなうれしいことはありません。
できれば参加したいところですが、たぶん22日は行けないでしょう。
まあ行ったところで、私などの居場所はないでしょう。
きっと素晴らしくも賑やかな集まりになるはずです。
当時はいろんなことに関心を持って、ささやかに応援させてもらっていました。
最近は、応援するどころか、私が応援されてしまうようになってきました。
でも、時々、こういうはがきや手紙が届きます。
過去から元気をもらうのは、とてもうれしいものです。
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