■節子への挽歌3823:大変です
節子
数日前、道で近くのNさんに出合いました。
Nさんは毎年、道を歩く人に向けて、たくさんのチューリップを植えていて下さいます。
今年もきれいでしたが、花はもう終わりました。
それで、毎年、球根を掘り出して植え替えているのですか、と当然のことを質問しました。
その話が一段落したら、Nさんから今度はこちらに問いかけがはじまりました。
奥さんがいつもきれいにしていた佐藤さんの家の庭も、もう花でいっぱいでしょう?
そして、最近お伺いしていないので、また伺わせてください、と言われました。
!!!
「所さん、大変です!」というテレビ番組がありますが、これは大変です。
なぜなら、わが家の庭はとんでもない状況になっているからです。
例年なら、今ごろは藤が見事に咲いていますが、一昨年の台風で藤棚そのものがめちゃくちゃになり、藤も途中から折れてしまいました。
今年はようやく小さな花を少しだけ咲かせただけです。
それ以外の花木も、またこの冬の乾燥期に手入れ不足で、かなりの壊滅状況です。
娘たちが植えてくれた花は咲きだしていますが、さびしい限りです。
ハイビスカスは、ほぼ全滅に近く、咲いているのは1鉢だけ。
枯草で覆われた植木鉢が、ところ狭しと並んでいます。
こんなところに来てもらったら、Nさんも言葉を失うでしょう。
なんとかしなければいけません。
それで昨日は天気がよかったので少し片付けましたが、手ごたえはありません。
やはり毎日誠実に手入れをしなければ、花木は元気になりません。
そういえば、先日買ってきたメダカがまた全滅しました。
節子がいなくなってから、わが家には「生命」がなかなか育たない。
なぜでしょうか。
最近の救いは、節子がいなくなってから花を咲かせなくなっていた室内のスパティフラムが、今年は花を咲かせだしたことです。
Nさんに来られてもいいようになるまでには、まだだいぶ時間がかかりそうですが、がんばらなくてはいけません。
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