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2018/05/10

■節子への挽歌3851:煙石さんの冤罪事件が番組で特集されました

節子
今日もまた寒い雨の日です。
冬物はしまってしまったので、何を着ていいかわからないので困ります。
幸いに今日は自宅なので、季節外れの床暖を入れて、縮こまっています。
パソコンのある私の部屋にはエアコンはありませんので、こういう時にやれることはテレビを見ることくらいです。

昨日放映された広島で起こった煙石さんの冤罪事件の番組を録画していたので、それをまず見ました。
やはり憤りがよみがえってきました。
私が日本の裁判に疑問を持ったきっかけは、映画「真昼の暗黒」を見てからです。
この映画は、実際にあった「八海事件」の冤罪性を訴えた映画です。
中学生だった私は、ひとりでこの映画を見に行ったのですが、映画館の帰り道、身体が震えて仕方なかったのを覚えています。
それで検事になろうと思い法学部を選びましたが、挫折してしまいました。
そのためずっと罪の意識があるのですが、日本の司法には疑念を持ち続けています。
知れば知るほどおかしいことが多いですし。

煙石さん家族は、これによって人生を一変させてしまったでしょう。
広島にいる友人から、この事件のことは1審判決後から関心を持っていました。
このブログの司法時評でも、あるいは私のホームページでも、何回か取り上げたことがありますが、煙石さんの人生をかけた闘いによって、冤罪を晴らすことができました。
しかし、冤罪が晴れたからと言って、煙石さんの人生が戻るわけでもありませんし、いまなお冤罪だということを知らない人もいるでしょう。
冤罪というよりも、一度、逮捕されたり訴追されるだけで、人の人生は脆くも崩れます。
それだけのつよい暴力性を持っている裁判制度が、司法関係者によっていかにも恣意的に運営されていることへの恐ろしさを感じます。

しかも、こういうことは、誰にも起こり得ることです。
節子とはよく話していましたが、そうした場合、身近に絶対に信じてくれる人がいるかどうかが大切です。
煙石さんには伴侶と息子さんがいました。
煙石さんを信頼する友人もいたでしょう。
裁判や警察という「暴力装置」から自らを守るためには、そういう絶対に信じてくれる存在が不可欠です。
節子がいない今、私は煙石さんのように頑張れるかどうか不安はあります。

この番組のことは、煙石さんの友人でもある折口さんから教えてもらいました。
私も多くの人に知ってほしくてフェイスブックで紹介したら、10人を超える人たちがシェアしてくれました。
そして番組を見た感想を何人かの人が送ってきてくれました。
ささやかに煙石さんへのエールになれて、とてもうれしいです。

しかし、不条理の多い時代です。

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