■節子への挽歌3858:ゾロアスター
節子
「先史学者プラトン」は、後半に入ったら、なにやら話が細かくなってきてしまい、退屈になってきたので後半は、200頁を一気に読み流してしまいました。
読むというよりも、見るという感じですが。
それでも今から75年ほど前に、ギリシアの遺跡とも見間違うようなチャタル・ヒュユクの遺跡の様子には、これまでの石器時代の認識が一変し、私の思っていた1万年前の世界のイメージがまんざらでもない気がしてきました。
最後に出てきたのが、ゾロアスターです。
ゾロアスターは気になる宗教です。
節子との最後の海外旅行はイランでした。
その時に、ゾロアスター教の拝火壇の廃墟の丘に登りました。
当時はまだゾロアスター教の知識も関心もほとんどなく、キリストが生まれた時になぜゾロアスター教の博士がお祝いに来たのかも、深く知りませんでした。
ニーチェがなんで、ゾロアスターなのだということも、興味を深めるまでには行きませんでした。
ただ何となく秘儀的な物に関心があっただけでした。
「先史学者プラトン」を読んで、改めてゾロアスター教に関心が出てきました。
著者によれば、先史時代に大きな役割をはたしたもののようです。
つまり人類の発展の方向に影響を与えた可能性があるわけです。
火はふしぎなものです。
毎朝、ロウソクを上げながら、そう思います。
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