■節子への挽歌3884:平和で豊かで、知的で快適な暮らし
節子
今日も暑いです。
太陽が一番元気な8時半から約2時間、畑に行っていました。
節子がいたら止められていけなかったでしょう。
30分で終わる予定が、荒地をもう少し畑にしようと思い立ちました。
畑は耕すだけではだめなのです。
そこに新しい文化を育てないと、畑は元の野草で覆われます。
いつも、近代西欧社会とISの関係を思い出しています。
野草を刈る時には、必ずしも無心ではないのです。
いろいろと考える。
時には、節子を思い出して、涙することもあるのです。
それで、新しい荒地に挑んだら、これが実に面白い。
時を忘れて、野草や笹竹の根っこと格闘していました。
気がついたら2時間近く経っていました。
倒れそうなので、家に電話してユカに冷えた栄養ドリンクを届けてもらいました。
それを飲んだら、また作業をやりたくなりましたが、汗もだらだらなのと、熱中症の恐れもあるので帰宅しました。
家族がいなかったら、まだ続けていたかもしれません。
さてそこで色々と考えたのは、働き方改革です。
このように、農作業はいろんなことを考えさせてくれるのです。
チコちゃんが言うように、「ボーっ」と生きていては、農業はやれないのです。
それにいろんな生命に会います。
人間もですが(今日は写真を撮っている人と話しました)、トカゲとかトンボです。
今年初めての、ムギワラトンボに会いました。
最近、トンボの大きさが小さくなってきているような気がします。
カマキリの巣もありました。
世界は実に豊かです。
帰宅して、手を洗おうと思ったら、親指に豆ができてそれが破れていました。
それに気づいたら、急に痛くなってきました。
ホメロスの「イリアス」を思い出しました。
つながりは誰にもわからないでしょうが。
さて午後は、30分、昼寝です。
そして、夕方また、畑。
実に平和で豊かで、知的で快適な暮らしです。
予定では、2年前から毎日がこんな生き方になるはずだったのですが。
節子の生で、人生は変わってしまいました。
こまったものです。
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