■節子への挽歌3904:大阪で大きな地震が起こりました
節子
大阪で震度6弱の大きな地震が発生しました。
昨日は関東でも地震がありましたが、最近また地震が増えています。
節子の生家や姉の住んでいる滋賀や福井も揺れたようです。
節子がいなくなった後、いっそ地球がなくなってしまえばいいなと思ったことがあります。
不謹慎ですが、大災害待望論です。
大災害が起これば、自らの辛さをすべて解消してくれるはずだという、身勝手な発想です。
悪魔が入り込んでくる感じです。
地震とは関係ないですが、無差別殺人とか衝動的な殺傷事件が起きると、いつもそういうことを考えた自分を思い出します。
自分では対処できないほどの悲しさや辛さなどの中で、いまの辛さや悲しさや悩みを消し去ってくれるような、もっと大きな辛さや悲しさを望む気持ちが生まれます。
あるいは、自分と同じような辛さや悲しさをみんなにも背負ってほしいという気が起こってきます。
恥ずかしい話ですが、私にもそういう思いが浮かんだりしたことがありました。
その時期が過ぎると、今度は辛さや悲しさを感じなくなってしまいました。
感受性が消えてしまった感じです。
笑っていてもうれしくない、泣いていても哀しくない、そんな気分です。
大きなものが何かぽつんと抜けたような、虚しさが身心を覆ってしまう。
そこから抜けるのに、私の場合は、7~8年はかかりました。
抜けたとしても、それでも以前のような状況には戻れません。
地震の報道を見ていて、そんなことを思い出しました。
幸いに、最近は以前のような「悪魔のこころ」は消えています。
ただただすべての人の安心と安全を祈るだけです。
大阪の知人が、家のなかがめちゃくちゃだと写真を送ってくれました。
明日になったら心配な人たちと少し連絡を取ってみようと思いますが、何事もなければいいですが。
| 固定リンク
「妻への挽歌18」カテゴリの記事
- ■節子への挽歌4500:東尋坊からのお餅(2019.12.28)
- ■節子への挽歌4499:歯医者さんと節子(2019.12.27)
- ■節子への挽歌4498:年末のお接待(2019.12.26)
- ■節子への挽歌4496:年末の相談つづき(2019.12.24)
- ■節子への挽歌4495:孫へのクリスマスプレゼント(2019.12.23)
コメント