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2018/07/21

■節子への挽歌3954:愛の方程式の中にこそ本当の解がある

節子
暑いのでエアコンの効いた部屋で、映画を観てしまいました。
古い映画ですが、数学者ジョン・ナッシュの実話に基づく映画です。
ナッシュは、複雑系を少し学んだ時に聞きかじっていた天才という知識しかなかったのですが、その物語というので見ることにしたのです。
想像していたのとは全く違い、とても感動的で心に響く作品でした。
主役のナッシュを演じているのは、ラッセル・クロウ。
そしてその妻を演じているのが、ジェニファー・コネリー。
この2人が実によかったです。
これまで見た作品の中で、一番よかった。

ナッシュは統合失調症になり、幻覚と共に生きることになりますが、ノーベル賞の授賞式でのナッシュのスピーチに涙が出ました。

数を信じてきました。

生涯を数にささげて、
解を導く方程式や論理を、未だに問い続けます。
“論理とは?”
“誰が解を決める”
私の探求は自然科学や哲学、そして・・・
幻覚に迷い、戻りました。
そして行き着いたのです。
人生最大の発見に。
愛の方程式の中にこそ、本当の解があるのです。

そして会場で聴いている妻に向かって言うのです。

今の私があるのは、

君のお蔭だ。妻こそがわたしのすべて。
ありがとう。

ナッシュの理論は私には難解で歯が立ちませんでしたが、
このメッセージは素直に理解できます。
私も同じセリフを節子に言いたかったです。

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