■節子への挽歌3943:平安だけでは、人は生きていけない
節子
昨日は我孫子も40度近くになりました。
公式には36度と言っていますが、わが家の庭で実際に測ったら、午前中でも38度でした。
午後にはたぶん40度近くにはなっていたでしょう。
外気温より4~5度低い室内温度も34度を記録しました。
節子の闘病の夏の例年にないほどの暑さでしたが、今年はそれを上回ります。
しかし朝はとてもさわやかです。
気温はかなり高く、2階の私の部屋はすでに30度近いのですが、南風がさわやかで、気持ちがいいです。
畑に行くなら今のうちですが、畑に行くと、ついつい野草、とりわけネットワークの深い笹竹とバトルしたくなって、右手がますます悪化しそうなので、今朝は休もうと思います。
笹竹とのバトルは止みつくになるのです。
なぜならガンバリの結果が目に見えるからです。
私は、人からはわりと論理的で思慮深い人と思われることも多いのですが、実際は節子がよく知っているように、思いつきで行動する、思慮の極めて浅いタイプです。
もっとも自虐的にそう言っているわけではなく、人が考える論理や思慮などは、所詮は限りがあり、むしろ自然の摂理にしたがって生命の思うままに動くことがいいのではないかと思っているのです。
思いつきで行動することに誇りさえ持っているのです。
いやこれはちょっと大げさですね。
こうした自己正当化が私の欠点だと、節子や友人からは指摘されています。
それは否定はできませんが、それもまた私の生命観のなせる結果です。
此れもまた強引な理屈ですが。
いま、朝の6時。
手賀沼の対岸かららしいのですが、お寺の鐘の音が聞こえます。
風向きによって聞こえにくいこともありますが、今日はとてもよく聞こえます。
夏の朝の、この鐘の音が好きです。
心がとても鎮まるのです。
今日は暑さのせいか、鳥のさえずりはありません。
最近ようやく夏の表情をまた素直に受け入れられるようになってきました。
今日も暑くなりそうです。
休日のためか、まだ周辺は静かです。
この一人だけの静かな時間は、ついつい哲学的になってしまう。
この朝の平安が、なぜつづかないのでしょうか。
平安だけでは、人は生きていけないということでしょうか。
鳥がさえずりだしました。
今日も暑くなりそうなので、熱中症に気を付けて、過ごそうと思います。
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