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2018/07/22

■節子への挽歌3955:中途半端な知識や身勝手な正義感

節子
相変わらず暑さはつづいています。
朝の6時にはすでにわが家のリビングルームは29度を超えています。
庭の花に水をやったのですが、それだけで汗をかきました。
湿度もかなり高い。
でも、夏を感ずる朝です。

酷使した右手は、まだ強く握れません。
畑に行くと作業をしてしまうので、今朝は畑はやめました。

一昨日からまた本を読めるようになってきました。
本を読むのは好きですが、時々、読めなくなってしまいます。
頭では読めるのですが、心に入ってこない。
これは昔からのことで、そう言う状況の時には本を読むのが苦痛になります。
ですから無理をしないようにしています。
今回、読書がまたできるようになったのは、「アイヌ民族否定論に抗する」という本のおかげです。
2か月ほど前に編者の岡和田さんが送ってくれたのですが、彼の対談分だけを読んで、そのままにしていました。
対談はとても面白かったのですが、この本のきっかけになった、アイヌに対する北海道のある市議のヘイトスピーチを読んで、とても不快な気持ちになって、それ以上、読めなかったのです。
中途半端な知識や身勝手な正義感に触れると、私はどうも生理的に動けなくなるか、過剰な反発に陥ってしまうのです。
中途半端な知識や身勝手な正義感は、私自身にも当てはまるのですが、だからこそ自己嫌悪と厭世観におそわれてしまうのです。

その一方で、昨日の挽歌に書いたナッシュのスピーチのようなものに出合うと、つい心が動き出す。
いくつになっても「不惑」には程遠い。
たぶんこのまま最後まで行くのでしょう。

幸いに、一昨日、「アイヌ民族否定論に抗する」を先に読み進める気になりました。
編者の呼びかけに答えた10数人の人のアンソロジーなのですが、それぞれにとても心を感じます。
知識や正義感からではなく、体験や生活感から、自らのメッセージを送ってくれています。
いずれも、心に響きます。

そして、昨日よんだ本は「人間さまお断り」という本です。
人工知能の進化によって、もしかしたら人間はもう不要になったと、私はなんとなく思っているのですが、そうした内容の本です。
とても共感できます。
人工知能も感情を育て、愛も持つことは時間の問題でしょうが、死だけはたぶん獲得できないでしょう。
死の価値が、改めて問われていくのではないかと思います。

今日は湯島で、そうしたことも意識したサロンを、中下さんにやってもらうことになっています。
中下さんはまだ若いのですが、「中途半端な知識や身勝手な正義感」とはほど遠い人です。
私は、中下さんの倍近く生きていますが、そうした俗物根性から抜けられないでします。
今日は、少し心が洗われて、生きる意欲を高められるかもしれません。

暑い夏が大好きだった生命力を回復したいと思っています。
そうなれば、たぶん、知識や正義感から解放されるでしょうから。
節子といった北茨城の海での、砂浜で気が遠くなるほど陽に焼いた日を思い出します。
アポロが月に行った翌日でした。

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