■サロン「新・十七条憲法をつくる」のお誘い
サロン「新・17条憲法をつくる会」を開催します。
これは、サロン参加者の川島さんからの提案がきっかけになっています。
川島さんは、こう提案してきました。
「新・17条憲法をつくる会」というのを開催するのは、どうでしょうか?
今の憲法が「誰でもわかる平明な文」になってない一番の原因は、誰が誰のために言っているのか整理されていないからでしょう。
聖徳太子の「17条憲法」は、一般民衆にではなく統治者的立場にある貴族のみに言っていることが明快なので、実にわかりやすいです。
現在における統治的立場にある人への制約ベスト17を選ぶというのは面白いのではないかと思いました。
たとえば、憲法第1条が「人の上に立つ者は、自分に何らかの因果関係をもって不正が行われた場合には、責任をとらなければならない」だったとしたら、今の状況は変わっているのではないでしょうか。
たしかに、いまの日本国憲法がわかりにくいのは、誰が誰に行っているのかあいまいになっているからかもしれません。
実際の出発点は、アメリカ政府が日本政府と日本国民を規制しているのだと思いますが、いろんな人が苦労して、いろんな意味を含ませてきていることも否定できません。
憲法とは権力者を制約するもので、権力者に向けられていると言う人もいますが、日本国憲法に限ってはたぶんそうも言えません。
そもそもそう捉えることに大きな危険があると私は思っています。
国民向けの規制や義務が多すぎますし、むしろ権力者が支配しやすいように仕組まれている気配さえあります。
しかも、理念と仕組みが混在していますし、国民主権と言いながら、第1条は国体の象徴として天皇が宣言され、国民の個人の尊厳に関する条項は出てきません。
そこで、川島さんが提案されているように、統治的立場にある人への制約ベスト17をみんなで話し合うのは、夏の暑さしのぎにも格好のテーマになるかもしれません。
いや、むしろ政治の本質や現在の日本の政治のおかしさを、改めて気づかしてくれることになるかもしれません。
さらに言えば、もしかしたら、サロンで原案をつくり、それをネットで公開しながら、みんなで手を加えながら、進化させていく。
よいものができれば、公開フォーラムを開催して、運動にしていく。
そんな展開もあるかもしれません。
まあそんなわけで、ともかくも第1回「新・17条憲法をつくる」サロンを開催します。
参加者は、必ず「統治的立場にある人への制約条項」を1つ以上、そして17以内、持ってきてください。
よろしくお願いいたします。
〇日時:2018年8月11日(土曜日)午後2時~4時(1時半開場)
〇会場:湯島コンセプトワークショップ(文京区湯島3-20-9-603)
http://cws.c.ooco.jp/lcmap.pdf
〇テーマ:「新・17条憲法をみんなでつくろう」
参加者は、「統治的立場にある人への制約条項」をそれぞれに考えて持つより、それをベースに話し合います。
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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