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2018/07/09

■節子への挽歌3928:埋葬

節子未練がましくしばらく放置していた鳩の卵を今日、埋葬しました。
前に書きましたが、畑の笹薮を刈り取っていた時に、藪の中にあった鳩の卵を、孵化できないかとがんばってきたのです。


Tamago

ホッカイロと保温材と草藁を小さなケースに入れて、しばらく置いていたのですが、2週間くらいで可能性はない気がしてきました。
というのも、見つけた時に殻を傷つけてしまったのですが、そこからかなりきつい匂いが生じだしたのです。
それでもなんとなく未練があって、暑くなってきたので、もしかしたら自然ふ化するかもしれないなどと思ったりして、埋葬する気が起きなかったのです。
しかしさすがに、もうあきらめようと思い、見つけた場所の近くに埋葬してきました。

先週はメダカも埋葬しましたが、今月に入って2度目の埋葬でした。
ちなみに、畑をやっていて球根を傷つけることは少なくありません。
そうした場合は、慌ててまた地面に埋め直します。
そうすると運がよければ芽が出てきます。
大地が生命を復活させてくれるのです。
花壇のグラジオラスも2本復活し、まだ花は咲きませんが、成長してきています。
今年は花は無理でもたぶん来年は花を咲かせるでしょう。
植物の場合は、大地への埋葬は次の生命の復活につながっていく。
実にうらやましいですが、しかし人間もそうかもしれません。
輪廻転生を信ずる者としては、そう考えるべきでしょう。
しかし、なかなかそうは思えなく、埋葬は永遠の別れのように思えてしまう。
植物も動物も、この数十億年、生きながらえてきているのですから、生命が途絶えることなどあるはずもないわけですが、なかなかそうは思えない。
まだまだ私の世界も閉じ込められた狭い世界にしか生きていないのでしょう。

卵を埋めた場所には石を建てておきました。
しかしたぶん来年には、どこかもうわからなくなっているでしょう。
大地にはたくさんの生命が埋葬されています。
私が1時間畑仕事をするだけで、それこそ今回の豪雨被害で失われた人の命を越えるほどのたくさんの生命が大地に戻っているはずです。
そう思うと、大地は生命でできているといってもいい。
その大地に、私の生命も支えられている。
だから畑で土の上に座ると、心が安堵するのかもしれません。

今日も暑い日でした。
幸か不幸か、右手がまだ戻らないので、畑作業は力仕事をやめて、小さな野草の刈り取りでした。
それ用の農具を買ってきたのですが、まったくと言っていいほど、役に立たないので、相変わらず手で抜いたり刈り取ったりしていました。
そうすると、借り捉える野草の痛みもそれなりに伝わってくる。
畑仕事は、まさに生命の話し合いです。

今年初めてのキュウリが一本収穫できました。

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