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2018/08/01

■節子への挽歌3974:32のこころ

節子
この3日間、ある会社の社員32人全員と個人面接をしてきました。
休み時間なく、9時半から4時過ぎまでのハードスケジュールです。
ある課題を解くために引き受けたのですが、裏の目的は別にあります。
「雨ニモマケズ」の「そんな人」になりたかったのです。
困っている人がいたら、出かけなければいけません。

32人の中には私の知っている人も少なくなかったのですが、ゆっくりと話した人はあまりいません。
30分で知りたいことを知るためには、言葉だけでは無理です。
心を通わせ合わなければいけません。
それには私自身の心を全開しなければいけません。
全てうまくいったわけではありませんが、いくつかのドラマが生まれました。

2人の人は泣きだしました。
2人の人は心を開いて質問していないことを話しだしてくれました。
私も1回だけですが、少し涙が出そうになりました。
相手はみんな初対面の人でした。
それにとてもうれしい「差し入れ」のハプニングがありました。
3日間、苦労した甲斐がありました。
お天道様は必ず見ていてくれるのです。

あまり詳しくは書けませんが、伴侶を2年前に亡くした方がいました。
彼女に、何か気になることはないかと質問したら、「(夫を亡くすという)大きな辛いことを経験したので、どんなこともそれに比べれば小さくて気にもなりません」と応えてくれました。
10年前のことを思い出しました。
あの頃は、地球が爆発しても驚きませんでした。
大きな悲しみは小さな悲しみを吹き飛ばしてしまう。

もうひとりの方の涙は、もっと意外でした。
迷惑をかけることは相手に役立つことでもある、というような話を具体的な例をいれながら話したら、急に涙ぐまれました。
世界が開け心が開いた瞬間だったような気がしました。

32人の人たちは、みんな素晴らしく善良な人たちでした。
疲れましたが、みんなからたくさんの元気をもらいました。
32の心を、少しだけ垣間見せてもらいました。
そして、最近ちょっと人間嫌いになっていたのですが、またとても人間好きに戻れました。

みんなにお礼を言いたい気分です。
しかも、少しは役に立てそうです。
今日は熱帯夜のようですが、犬のように眠れそうです。

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