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2018/08/25

■節子への挽歌4008:お世話になる部屋だから

節子
昨日、とてもうれしいことがありました。
予想もしていなかった友人が、湯島のエアコンを購入しましょうとメールをくれました。

前からずっと気になっていることが、1つあります。 エアコンの調子が悪いって言ってたでしょ? みんなが集って真剣に議論する場ですから、頭を冷やすためにも先ずは環境を整備しなくては。 私ね、エアコンを取り替えたい。お世話になる部屋だから。 9月16日以降に、近いから、秋葉原へ行こうと考えています。

節子が、湯島で最後に取り組んでくれたのが、改装とエアコンの買い換えでした。
途中で湯島に行けなくなり、改装は途中でストップ、エアコンは購入したものの取り付けの時には行けなかったので、ちょっとおかしなところにつけられてしまいました。
いずれもあえてそのままにしています。
しかし、最近、いろんなものが壊れだしています。
先週も椅子が壊れてしまいました。
その矢先のメールです。

湯島はみんなに支えられてきています。
維持のためにはそれでも月に10数万円かかりますが、いろんな人の支援で賄われていて、私はあまり負担していません。
毎月かなりの金額を振り込んでくれている人もいます。
もちろん湯島の維持というわけでもなく、私の生き方への支援というような意味も込めて、自分の会社の顧問という名目にして、私の会社に振り込んでくれるのです。
「顧問」である以上、何もしないわけにもいかず、少しはその人の会社に役立つ活動をしていますが、最初の頃は私への具体的な期待をいわれたことはありません。
会社の利益が思ったより多かったので、数十万円寄付してくれた人もいます。
ワンコインサロンなのに、1万円入れていく人もいます。
それで基本的な部屋の維持はできています。
ありがたいことです。
だからお金もないのに、いまもなお、湯島でサロン活動を続けていられるのです。

ただ、30年もたつと、照明器具とか椅子とかも壊れだしてきました。
設備を替えようとするとそれなりの費用がかかりますから、まあ何とか使い込んでいますが、さすがにそろそろ限界だなと思うものも出てきました。
しかし、うっかりそんなことを口に出すと誰かがまた寄付を申し出てしまうかもしれません。
ですから逆に注意しないといけません。

そんな時の、このメール。
しかし、今回は好意に甘んじることにしました。
メールにこう返信したのです。

エアコンは直りました。 それでエアコンはいいから椅子はどうでしょう。

エアコンよりもかなり高くなりそうなので、いささかの躊躇はありましたが、まあ不足分はどうにかなるでしょう。
それがいつもの私の発想法ですから。

返信が来ました。

喜んで下さって、とっても、とても嬉しいです。 それじゃあ椅子にしましょうか。

「嬉しい」と言ってもらえることは、こちらこそ「とっても、とても嬉しいです」と返信したかったのですが、やめました。
でもなんとなく「トポラッチ」気分を味わいました。
問題は、この人に次は何を返せるかです。
いや。この人にではなくてもいいかもしれません。
永六輔も「誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげよう」と「生きているということは」という歌で、そう言っています。
https://www.youtube.com/watch?v=Gt8posdmTaM

そんなわけで湯島の椅子はまもなく一新されるかもしれません。
しかしやはり迷いはあります。
椅子を変えたら湯島の雰囲気は変わってしまうかもしれませんから。
でもまあ、湯島は「みんな場」にしたいので、それもまたいいでしょう。
それにいつかは私もいなくなるわけですから。

お布施をしてもらって喜んでもらえる。
なんとまあ「幸せ」なことでしょう。
もっともっと、喜んでお布施したくなる存在になりたいと思います。

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