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2018/10/29

■節子への挽歌4055:時の速さは驚くほどです

節子
時間の早さには驚きます。
またあっという間に、挽歌が2週間以上も滞ってしまいました。
すごい速さで時間は過ぎていく。

時間論に関しては、真木悠介さんの「時間の比較社会学」という、とても面白い本があります。
古い本ですが、そこに、時間は昔は「自分のもの」だったのに、今は自分が「時間のもの」になってしまっているということが書かれています。
各自のものだった「時」が、すべての人に共通のものとなり、時計ができて、しかもその時計を各自が腕につけて忠実にその規制を受けるようになったというわけです。
個人にとって価値のある「物」や「文化」が、やはり貨幣という、すべての人にとっての共通価値で捉えられるようになったのと同じことです。
私は腕時計をしませんが、それはせめて「時」くらいは自分のものにしておきたいという、叶わぬ無意識な思いがそうさせているのかもしれないと、その本を読んだ時に思ったものです。
いまは貨幣からも解放されたいと思っていますが、なかなかうまくいきません。

節子がいなくなってからと節子がいた頃と、多分、「時間」の意味は私にはまったく違ってしまいました。
その時の進み方を、時計などで規制されたくはないのですが、やはりそこから抜け出すのは難しい。
それにしても、挽歌をもう2週間以上書かないでいたということはにわかには信じられない。

いまもなお、私には空白の時間があるのかもしれません。
またしばらくはがんばって、追いつこうと思います。
そういうところに、私にも近代人の本性が残っているのでしょう。

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