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2018/10/30

■節子への挽歌4056:人は一人では生きていけません

節子
人は一人では生きていけません。
そのことを、節子がいなくなってから痛感しました。しかし、人はなぜか、一人で生きようとする。
以前は私もそうだったかもしれませんが、節子がいなくなってから、その大変さがわかりました。
一人で生きていくことには、どこか無理がある。
そんな気がします。

湯島には、ひとりで生きようとしている人がよく来ます。
もちろん本人はそうは思っていないでしょうが、私にはそう見えて仕方がない。
昨日もそう言う人と長いこと話していました。
しかし鎧は脱ごうとしない。
もしかしたら鎧を着ていることさえ気づいていないのかもしれません。

今日は、小学校時代の友人に付き合って、築地のがんセンターに行きます。
セカンドオピニオンを聞きに行くのです、
彼は独身を通し、いまも独り暮らしですが、胃がんの手術をしたのです。
その後、抗がん剤で副作用が出たりしています。
それで、セカンドオピニオンを聞くことになったのです。
彼は、ひとりで大丈夫だとずっと言っていましたが、昨日電話したら、やはり同行したほうがよさそうです。
それで同行することにしました。
私が同行したところで、何の役にも立ちません。
しかし、隣に私がいるだけでも精神的には少し安心できるでしょう。

人が一人で生きられないと思うのは、名にも何か大きな力になってほしいとかそんなことではありません。
ただそこに居るだけでいい。
そのことの意味を、節子は教えてくれました。
ただそこに居るだけで役に立つのであれば、私にもできることです。
そして、それこそがとても大切なことなのだろうと、この頃、考えるようになりました。

がんセンターに行くのは、正直に言えば、とても不安なのです。
あの頃のことを思い出さないとは限らない。
しかし、私の隣には友人がいる。
一人ではないので大丈夫でしょう。

私が同行することを知った共通の友人がメールしてきました。
ちゃんと靴を履いていくように、と。
余計なお世話ですが、従うことにしました。

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