■節子への挽歌4064:ゴーンさんが逮捕されました
節子
またあっという間に、挽歌の番号が1か月もずれてしまいました。
挽歌を書かなくても大丈夫になったということでもありますが、挽歌を書けないほどに気が落ちてきているということかもしれません。
時評編に書きましたが、いま、日産のゴーンさんの逮捕が話題になっています。
背景にいささか政治的なにおいがするのですが、ゴーンさんの写真を見ると思い出すのが、箱根の、たしか十国峠で、ゴーンさんの家族と会った時のことです。
目ざとくゴーンさんを見つけた節子は無謀にも私とゴーンさんの並んだ写真を撮っていいかとゴーン佐藤修に頼んで、私たちをカメラで撮りました。
私はゴーンさんと並んで写真をとっても嬉しくもなかったのですが、節子にはそういう趣味が少しありました。
しかし何と言って節子はゴーンさんに頼んだのでしょうか。
まあそれはともかく、この話には続きがあって、実はその写真は撮れていなかったのです。
メカに弱い節子が動作ミスをしてしまったのです。
ですから写真は存在せずに、ただその思い出だけが残っているのです。
いかにも節子らしいことなのですが。
まあそのおかげで、ゴーンさんを見ると、節子を思い出せるわけです。
ちなみに、節子はいろんな有名人を目ざとく見つける人でした。
鎌倉では永六輔さんを、丸の内では養老孟司さんを見つけました。
もちろん写真を撮ってくださいと歯さすがに言いませんでしたが。
ゴーンさんの時は、例外中の例外でした。
その時には私も節子の意向に抗えずに、ゴーンさんと並んだのです。
念のために言えば、その時も今も、私はゴーンさんには同情はしますが、特別な人などとは全く思っていないのですが。
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