■おまけサロンの報告
今年はたくさんのサロンを開催しましたが、おまけのサロンまでやってしまいました。
参加の連絡は2人しかなかったので、人が来ない間は年末大掃除でもしていようと思っていたのですが、意外にも10人を超える人が来てくれました。
おかげさまで、定刻よりも早く予定より遅くまで、サロンができました。
メンバーは入れ替わりましたが、最初から最後までほぼ5時間をお付き合いしてくれた方もいました。
おかげで、年末大掃除は年越しになりました。
困ったものです。
話し合いは案内の通り、「社会はよくなっているのか、住みやすくなっているのか」を基調にいろいろと広がりました。
自分には生きやすくなっていない、社会はちょっとおかしい方向に行っているのではないかという意見が多かったように思います。
その根本には、みんな「余裕がなくなってきている」ということがあるのではないかという話も何回か出ました。
もちろんちょっといい話もありましたが。
私にとっては非常にいい話がありました。
今年からサロンに来てくれだした人が、「このサロンを知ったことが今年の事件のひとつ」と(たしか)言ってくれたことです。
サロン主催者としては最高に元気づけられる言葉です。
今回、私にとって初対面の人も2人参加しました。
そのおひとりは、今年の春頃に掲載された東京新聞の記事を読んでこのサロンに関心を持ってくれていたそうですが、やっと参加できたと言ってくれました。
もうひとりの初参加の人は、友人に教えてもらい、どんなサロンかわからなかったが参加してよかったと(たぶん)言ってくれました。
いずれも大いに元気づけられました。
そして、その3人の言葉で、私の考えは変わりました。
社会はいい方向に向かっているのです。
というわけで、おまけのサロンのおかげで、いろいろなことがあって、心身ともにめげることの多かった私にも、今年は「いい年」になりました。
社会がよくなっているか、自分にとって住みやすくなってきているか。
この問題設定が間違っていたかもしれないと、5時間近い話し合いを聞きながら、思い直しました。
社会をよくしたい、もっと生きやすい社会にしたいと思って、自分に何ができるかを考えることの方が大切だと考えなおしたのです。
そしてまた、誰かのちょっとした一言が、人を幸せにするものであるということも、改めて実感しました。
来年から、私も誰かを幸せにできるような話し方と知らない人にも話しかける姿勢をもっと身につけようと思います。
社会をよくするために、それが私にできる出発点のようです。
自分本位の報告になってしまいました。
これで今年の湯島サロンは終わりですが、参加されたみなさん、いつも長い報告を読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
来年もまたサロンを続けますので、気が向いたら遊びに来てください。
みんなが生きやすい社会に向かうことを信じながら。
ちなみに、正月に悪性の風邪をひいたり、交通事故に合わなかったりしない限り、1月7日の午後、新年最初のおまけサロンを開く予定です。
湯島天神や神田明神に来る方がいたら、その真ん中ですので、お立ち寄りください。
先延ばしした大掃除をしている最中かもしれませんが。
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