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2019/01/05

■カフェサロン「種子法がなくなって、日本の野菜は大丈夫なのか」のご案内

今年も湯島では、有機野菜シリーズを開催していく予定ですが、今回はその番外編として、種子法廃止や遺伝子組み換え野菜の問題を取り上げることにしました。
霜里農場の金子友子さんに相談したら、話題提供者は吉田太郎さんがいいと即答されました。

個人的に20回近くもキューバに行った吉田さんのことは、これまでも友子さんからお聞きしていましたので、いつかキューバのサロンをお願いしたいと思っていたのですが、吉田さんはアグロエコロジストでもあり、最近は自らの大病を食生活で直した体験者でもあるということを、知りました。
昨年末に出版された吉田さんの「タネと内臓」(築地書館)も読ませてもらいました。
種子法や遺伝子組み換えにとどまらず、大きな問題提起がなされていました。
多くの人に読んでほしいのでまた改めて本の紹介はホームページでさせてもらう予定です。

「あとがき」の一文が心に響きました。

本書の内容は筆者が「書いた」というよりも、故人を含めて「いのち」を守りたい人々の「想い」がオートポイエティックな自己組織化によって編集されたものだと思いたい。

吉田さんの心身に宿ってしまった、そういう「想い」をサロンでお聞きしたいと思います。
本の「まえがき」の一説も紹介します。

いま、「タネ」が大企業に支配され、金儲けの道具にされようとしている。タネが失われれば農業は画一化する。農業生態系が画一化すれば害虫が発生し農薬が必要となってくる。農薬が散布されれば土壌細菌が死滅し、死んだ土からできた作物は栄養がない。カロリーだけのカスのような食べ物を口にしていれば腸内細菌も画一化して死滅する。そして、腸内細菌が死滅したときに内臓は…。そう。タネと内臓は直結するのだ。

「タネと内臓」の副題は、「有機野菜と腸内細菌が日本を変える」です。
種子法に関しては講演会や映画上映会なども広がっていますが、今回のサロンでは、ご自身も大病を食生活で克服した体験を踏まえての、生活目線からの「日本の野菜のタネ」の話をしてもらうことにしました。
吉田さんの心身に宿っているテーマは、多岐にわたっているし、聞きたいことはたくさんありますが、今回は吉田さんの「想い」のままに話してもらおうと思います。
サロンですので、もちろん話し合いを重視しますが、いつもよりは少し講演的なスタイルになると思います。

ちなみに、「タネと内臓」の副題は、「有機野菜と腸内細菌が日本を変える」です。
食と農に基本をおいて、広く深い論議が展開されています。
この分野での日本の立ち遅れや私たち生活者の無関心さに驚かされます。
同書をお読みになって参加してもらえると吉田さんの話も理解しやすいと思います。
決して読みやすい本ではありませんが、ぜひ頑張って読んでみてください。

たくさんの人たちに参加していただきたいサロンです。
それぞれで自分にできることをはじめる契機になればと思っています。

〇日時:2019年2月10日(日曜日)午後1時半~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「種子法がなくなって、日本の野菜は大丈夫なのか」
〇問題提起:吉田太郎さん(アグロエコロジスト/NAGANO食と農の会会員)
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)

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