■節子への挽歌4106:朝起きたら雪景色でした
節子
雪です。
朝起きたら、隣家の屋根は真っ白、庭のテーブルにも雪が積もっていました。
三連休の初日ですので、子どもたちは喜んでいるでしょう。
私も雪が大好きですが、この歳になると、さすがに外に出る気にはなりません。
寒さで倒れたらいけませんし。
そんなわけで、今日は1日、床暖房のあるリビングで過ごしました。
私はコタツ派なのですが、最近のわが家ではコタツにお目にかかれません。
節子がいなくなってから、いろいろとライフスタイルも変わってきているのです。
もっとも、節子はコタツに入ると何もできないと言って、あまりコタツは好きではありませんでしたが。
リビングルームできることと言えば、テレビを見ることぐらいです。
ということで、今日はテレビ三昧でした。
2本も映画を観てしまいました。
「ランダム・ハーツ」と「目撃者 刑事ジョン・ブック」。
いずれハリソン・フォードの主演作品で、前に何回か観ています。
「ランダム・ハーツ」は、とても甘酸っぱい映画です。
愛が人生を変えてしまう。
ついつい若いころを思い出してしまいました。
節子と出会い、恋に落ちたころのことです。
もっとも、恋の相手は節子でなくてもよかったのです。
当時の私は、恋に恋していたからです。
そのせいで、それなりに私にも甘酸っぱいことがあったのです。
その一部は、節子もよく知っていますが。
そして、軽い気持ちでの恋が、まさかの深い恋になってしまったわけです。
困ったものです。
「目撃者 刑事ジョン・ブック」も、甘酸っぱい恋が基調になっています。
アーミッシュの女性と現実を生きる刑事の許されない恋。
こちらも、若いころの私の好みの恋の姿です。
いずれの作品も、ラストは2人が分かれるシーンです。
しかし、その先にあるのは対照的です。
「ランダム・ハーツ」の2人は再開し、「目撃者」の2人は2度と会うことはないでしょう。
しかしどちらの恋が「永遠の愛」になるか。
そんなことを考えさせる作品です。
まあこんなことは最近は考えたこともなかったのですが、なぜか今日は期せずして、恋を思い出させる映画を観てしまいました。
こういう映画を観ると、節子がいたらなと思ってしまいます。
私にとっての恋の相手は、今や節子しかいません。
心底、人を恋し愛することは、そう簡単なことではないことを知ってしまったからです。
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