■節子への挽歌4123:幼馴染がやってきたオープンサロン
節子
またオープンサロンを始めることにしました。
ただあまりうまく告知ができずに、しかも寒い雨の日になったので、誰も来ないかなと思っていましたが、4人の人が来ました。
そのうちの2人は小学校時代の同級生でした。
小学校時代の私の一番の遊び仲間はなぜか3人ともすでに亡くなっています。
ただ、卒業後、6~7年たって、どういう経緯か思い出せないのですが、夏休みに1週間ほど、同窓生全員を対象に、山でのキャンプを始めたのですが、なぜかその時にまた気の合った4人組が別にできました。
キャンプは毎年やっていました。
大学生だったメンバーが1週間ほど宿泊し、勤めている人などは可能な時にやってくるというスタイルです。
それが毎年の恒例になり、私が就職するまで続きました。
それに合わせて、みんなで冊子やニューズレターをつくったりしました。
そんな活動をしていた時期があったので、いまでも仲間意識が強いのです。
節子も、何人かには会っていますね。
昨日のオープンサロンには、その4人組の2人が来ました。
前から会いたいので集まりを企画しろと言われていたのですが、あんまり気が乗らなかったのです。
そうしたら数日前に、その一人から今にも死にそうなメールが来たので、それならオープンサロンにでも来たらと返信していたのです。
そうしたらもう一人を誘ってやってきました。
寒い雨の中を。
いつごろの予定なのかと質問しました。
死にそうなメールをもらっていたので、もう余命宣告を受けたのかと思っていたのです。
まあ、彼からは長いこと同じ話を聞かされているので、聞き飽きているのです。
まだ決まっていないようです。
しかしいろいろと問題を抱えているようです。
ところが、もう一人が「俺も一応伝えておくけれど、心臓に問題があって、突然死の可能性を医師から指摘されていると言い出しました。
まあ80近くなったら、それはもう「突然死」ではないと思うのですが、彼は元気だと思っていたので、少し意外でした。
というわけで、2人は私に「別れ」に来たらしいです。
ちなみに、今回は来なかったもう一人は、先週、湯島に来てくれました。
胃がんのため、抗癌治療もやっています。
歳をとると、まあみんなこうなっていく。
これこそが「健全」なのでしょう。
1時間ほど話していたら、これまた久しぶりの人が来ました。
その人は日曜日は仕事のはずなのですが、わざわざ休みを取ってきてくれたのです。
彼にとって、昨日はちょっと意味のある日でもあったのです。
もう一人はサロンの常連ですが、なんでひな祭りの日に設定したのかといわれました。
それから2時間、話はいろいろと飛び回りました。
テーマもないので、とんでもなく話は飛躍し、人数も少なかったので、いつもとは違った雰囲気でした。
オープンサロンはいいものです。
今年いっぱいは続けようと思います。
私が死なない限りですが。
しかし、節子と一緒にやっていたころのようなスタイルは無理でしょう。
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