■節子への挽歌4147:結婚の立会人としてのアドバイス
節子
久しぶりにMさんとゆっくり話しました。
私たちが結婚の立会人をやったMさんです。
最近なかなか会う機会がなかったのです。
いろいろ話して2人が合意したのは、「お互いに全然変わっていない」ということでした。
良くも悪くも変わっていない、ということです。
いささか自嘲の意味を込めて。
忙しいのに、なぜか経済的な収入はなくて、Mさんは最近は半分以上が対価のない仕事になっているというのです。
奥さんも最近仕事をしていますが、なぜか利益につながっていないようです。
それで結婚の立会人として、アドバイスしました。
「それが正常なのだ」と。
私など、半分どころかほとんどすべてがそうだと、元気づけました。
そもそも「お金」のために仕事するのは、不自然ですから。
仕事をした結果、お金が入ってくるのは歓迎すべきです。
そのお金が入ってこないのは、子供の教育費がかかる時期には大変かもしれません。
しかし、お金をかけた教育が子供にとって良いことかどうかはわかりません。
とまあ、こんな話をしたのですが、こんな考えの人に結婚の立会人を頼んだのが不幸だったと思うしかないでしょう。
困ったものです。
そのMさんにまたお金にならない仕事を頼んでしまいました。
ますます困ったものです。
でも快く引き受けてくれました。
それとともに、今日は思いもかけなかった話を聞きました。
Mさんは、いつか僧籍か神職を得たいと思っているのだそうです。
仕事を辞めた後、誰かの役に立ちたいというのが、その理由です。
意外な話でした。
Mさんは教会で結婚式を挙げたのですから。
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