■湯島サロン「贈与と共生の経済倫理学」のお誘い
以前、私のホームページやフェイスブックで、折戸えとなさんの著書「贈与と共生の経済倫理学」を紹介させてもらいました。
昨今の生きづらい社会から抜け出るヒントが得られますので、多くの人にぜひ読んでほしい本です。
http://cws-osamu.cocolog-nifty.com/cws_private/2019/02/post-6da3.html
しかし、難しそうな書名で、しかも厚くて高価な本ですので、そう簡単には読んでもらえないかもしれません。
最初は、本書を読んだ人たちでの読書会を想定していましたが、まずはその前に、本を読んでいない人も対象にして、本書からのメッセージを読み解くサロンを開くことにしました。
本書で題材に取り上げられているのは、有機農業運動に取り組んでいる埼玉県小川町の霜里農場の金子さんを中心にした、さまざまな人たちのライフストーリーです。
そこで語られている「生き方」の基軸は、金銭契約を超えた「お礼制」と功利的な関係を超えた「もろともの関係」に集約されます。
いまの時代では、冗談だとか時代遅れと思う人もいるかもしれませんが(私もそう言われてきています)、少し前までの日本人の多くの生き方だったのではないかと思います。
そして、そこに、これからの私たちの生き方のヒントがあるかもしれません。
最初に本書の紹介とそこに込められたメッセージを解説してもらい、つづいて本書を読んだ人たちから感想を話していただき、そこからみんなで、できれば自らの生き方につなげながら話し合えればと思っています。
解説は著者にお願いするのがいいのですが、著者のえとなさんは本書を仕上げた後、亡くなられました。
そこで、えとなさんと伴走してきた伴侶の折戸広志さんにガイド役をお願いし、併せて本書の舞台になった霜里農場の金子友子さんや編集者の大野さんにも参加してもらうことにしました。
できれば、サロンの前に本書を読んできてほしいですが、読んでいない方も歓迎します。
読んでいない方も議論に参加できるような、気楽な話し合いの場にしますので、気楽に参加してください。
若くして旅立った著者の折戸えとなさんに喜んでもらえるようなサロンになればと祈っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇日時:2019年4月20日(土曜日)午後2時~4時半
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
○話題提供:折戸広志さん(「贈与と共生の経済倫理学」著者のパートナー)
〇テーマ:「贈与と共生の経済倫理学」を自らの生活につなげて考える
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)
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