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2019/03/14

■湯島サロン「スマート・テロワールを考える:非市場経済は可能か」のお誘い

湯島では、今の経済のあり方への疑問が時々話題になりますが、久しぶりにその問題を正面から話し合うサロンを開催します。
山口県で、循環する地域づくり研究所を主宰している東孝次さんに問題提起していただきます。

タイトルの「スマート・テロワール」という言葉はご存じない方も少なくないかと思いますが、一言で言えば、「美しく強靭な農村自給圏」のことです。
そのベースにあるのは、重商主義から重農主義へと社会のあり方や私たちの生き方を変えようという思想です。
提唱者の松尾雅彦さんは、農業や農村をとらえ直すことで、日本が今抱えている2つの課題、「少子高齢化」と「財政・貿易収支赤字」を解決することができるといいます。
農村にこそ日本最後の成長余力があるというのです。

東さんからのメッセージを下記しますが、そこにスマート・テロワールの説明もありますので、お読みください。

タイトルは難しいですが、私たちの生き方にもつながるテーマです。
ぜひさまざまな立場の人に参加していただきたいサロンです。

〇日時:2019年4月11日(木曜日)午後2時~4時
〇場所:湯島コンセプトワークショップ
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
○話題提供:東孝次さん(循環する地域づくり研究所・主宰)
〇テーマ:「スマート・テロワールを考える:非市場経済は可能か」
〇会費:500円
〇申込先:佐藤修(qzy00757@nifty.com)

〔東孝次さんからのメッセージ〕

お金至上主義が蔓延っている日本において、心豊かに生活することが難しくなっているように思えます。また経済優先の日本は、地方の疲弊をももたらしています。
このような日本の現状を変えるためには、根本的な変革が必要だと叫ばれて久しくなります。
そのような中、全国各地では、様々な試みが地道に取り組まれています。
その1つとして、「スマート・テロワール」の取組があるのではないかと、私は考えています。

今回のテーマを話し合うための情報として、“スマート・テロワール構想”について、少しご紹介させていただきたいと思います。
この“スマート・テロワール構想”とは、企業家である故松尾雅彦さん(元カルビー㈱代表取締役社長)が、日本、米国、欧州の農村を40年にわたり観察してきた結果に基づき、自らの仮説と実践、実績を通じて、日本の農村地域に明るい未来があることを提示し、農村再生を実現するための方策を示した構想です(2014年)。

このスマート・テロワールの骨格は、農産業に「耕畜連携」、「農工一体」、「地消地産」という3つの連携体制(「利他の循環システム」ともいえるもので、「共利共盛」となる「非市場経済」システムです)を導入し、圏内で消費者と生産者(農家と加工業者)が循環システムを構築するというものです。これにより、自給圏が構築でき、森林の活用・エネルギーの自給にまで積み上げることができると、農村はアルカディア(理想郷)になると考えられています。
「耕畜連携」とは、地域内の耕種農家と畜産農家との手間の交換(物々交換:互酬)で、このことにより安全な飼料の提供と土壌の改善を進めることができます。「農工一体(農工連携)」とは、地域内の耕種農家と加工業者とが契約栽培(自給自足:家政)を行うことで、耕種農家は安心して輪作の継続的改善を促進することができ、加工業者も安全な材料の提供を受けることができます。「地消地産」とは、地域で消費するものはできる限り地域で生産しようということで、それは同時に地元消費者の絶大な購買支援に生産者が応えることでもあります。

11日は、スマート・テロワール(地方都市を含む広域の農村自給圏)を考える中で、市場経済一辺倒の日本において、非市場経済の実現は可能かについて、皆様と一緒に考えさせていただきたいと思っています。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

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