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2019/03/20

■節子への挽歌4144:幸せそうな花屋さん夫婦

節子

わが家から我孫子駅に行く途中のビルの一角に小さな花屋さんがあります。

節子が外出できなくなってからできた花屋さんなので、節子は知りませんが、1坪ほどの小さな花屋さんです。

節子の献花に来てくださった方に、ミニバラの鉢をお礼にさし上げた時期があったのですが、そのミニバラはその花屋さんに頼んで入荷してもらいました。

残念ながら、その花屋さんは間もなく閉店しましたが、すぐに別の方が同じような花屋さんを開店しました。

場所の関係もあって、たぶん維持するのは難しいと思っていました。

お客様が入っているのを見たことがありません。

だからきっとまたすぐに閉店ではないかという気がしていました。

わが家も、ミニバラ以降は、時々、ほとんど買いに行ったことはありません。


ところが、もう10年近くになると思いますが、いまもお店は続いています。

最初のころは女性の方が一人でやっていましたが、数年前から男性の方が一緒にいます。

たぶんご夫婦でしょう。

私よりも2まわりほど若いご夫婦です。

私が朝、駅に向かう時に、たぶん旦那さんの方が仕入れた花を自動車からおろしているのを見かけることがあります。

おふたりで花を並べたり、店内でお花の手入れをしたりしている姿も時々見ます。

奥さんがはじめて、会社を定年退職した旦那さんが手伝っているのかなと、勝手に想像しています。


あまり話している姿を見たことがないのですが、一緒に作業している姿を見ると、とても幸せそうな雰囲気が伝わってきます。

ちょっとうらやましいです。

まだ私は、お2人に話しかけたことはありませんが、豊かな人生なのだろうなと思います。

私には、もうやってこない「幸せ」です。


勝手な想像では、この花屋さんのお店は、金銭的には赤字ではないかと思います。

でも、視野を広げれば、たぶん大黒字なのではないか。

そして、それがきっと長い目で見れば「金銭的」にも黒字になっているはずです。


私は会社を辞めてから、仕事は「お金がかかること」と考えるようになりました。

お金がかかっても、もっと大きなものを得ることができる。

花屋のお2人は、きっとそうした「仕事」をされているのだろうなと思います。


節子がいたら、そうした仕事を人生の最後まで一緒にやりたかったのです。

そういう仕事は、一人ではむずかしい。

それがとても残念です。

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