■節子への挽歌4212:「死は人を豊かにする」
節子
実にいい天気です。
植えなければいけない苗がまだ何本かある上に、花の種をまだ蒔いていないので、畑に行きたいのですが、今日は朝から用事があり、そのうえ、湯島でサロンもあります。
帰りもたぶん夜になるので、残念ですが、今日は畑作業はできません。
畑にメロンとスイカのミニ温室をつくろうと昨日思い立ったので、早く作業に入りたいのですが、うまくいきません。
明日になるとまた気分が変わってしまわないかと少し心配ですが。
人生はなかなかうまくいかないものです。
今日、半分眠りながら、テレビの「こころの時代」を聞いていました。
後できちんと見直してみようと思っていますが、そこで「死は人を豊かにする」という発言があったような気がします。
半分寝ていたので、確かではありませんが。
「死は人を豊かにする」といっても、死んでしまえば、別次元に移行しますので、死の当事者を豊かにするという意味ではありません。
死と触れ合うことで、人は豊かになるということでしょう。
父親の死の直前、その介護にかかわったおかげで、それまで嫌いだった父がほんとは好きだったのだと気付いたという人の話が紹介されていました。
逆の事例もあるでしょうが、そもそも「好き」だとか「嫌い」だとかいうのが豊かさの現れともいえるかもしれません。
「死は人を豊かにする」というのは、私の実感としても思い当ります。
しかし、そうするためには、死との出会いを大事にしなければいけません。
それとともに、死は「瞬間」の事件ではなく、継続するプロセスでもあると捉えなければいけません。
言い換えれば、死とは生なのです。
それを実感できるかどうかが大切です。
今日は湯島で、「葬儀と供養」のQ&Aサロンです。
10人ほどの人が参加しますが、死の捉え方を変えていければと思っています。
死や葬儀を明るく語りたいものです。
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