■湯島サロン「葬儀や供養に関する自由な話し合い」の報告
葬送や供養にまつわることに関するQ&A型サロンを1~2か月に一度くらいの頻度で開催しています。
3回目は「戒名」をメインテーマに取り上げました。
最初に、中下さんから、戒名の意味などに関して、宗教民俗学の資料「人の一生と霊魂の浄化」の図もつかいながら、わかりやすく話してもらいました。
また、現在の日本人が、葬儀の必要性や葬儀の形式をどう考えているのかを、調査データに沿って解説してくれました。
葬儀について本人を交えて事前に話し合いをしていますかという質問に、1/3以上の人が話したことがあるという調査結果は意外でした。
中下さんの話を聞いた後、Q&Aサロンに入りました。
「戒名」に関しても、その意味はあまりきちんとは理解されていないケースが多いように思いますが、こうしてしっかりと話を聞くと、問題は、その仕組みをどう活かすかということが大切だなと気づきます。
参加者の一人も、こうしたことをほとんど知らずにいたが、いろいろと知っていくと、葬儀や供養に関しても、考え方が変わってくるという話をされました。
なかには、自分の葬儀に関する方法は決めていたが、何回か話を聞いているうちに、もう少し考え直そうかという気になってきたという人もいました。
せっかく長い時間をかけて育ててきた、日本古来の「死の捉え方」を、私たちはもっと学ぶことで、生き方もまた変わるような気がします。
Q&A型サロンは、毎回、同じような話も出ますが、Q&Aを通して、毎回新しい気づきがあります。
しばらくは継続していく予定です。
何かテーマをご希望の方がいたらご連絡ください。
次回は、6月29日(日曜日)の午前10~12時を予定しています。
一度、お墓の話をしてもらった篠田さんにも参加していただき、お墓の話と供養の話を中心に、Q&A型サロンを開催する予定です。
また詳細が決まったら改めてご案内させてもらいます。
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