■節子への挽歌4228:老いの実感
節子
昼間はあったかかったのに夕方から風が強くなってきて、いまはかなりの強風です。
手作りのミニ温室は壊れてしまっていたので、夕方、直しに行ってきたのですが、この風ではまた壊れているでしょう。
ミニ温室もさることながら水道の蛇口も壊れてしまい、うまく水がやれません。
それも心配です。
せっかく育ってきた苗がダメにならなければいいのですが。
今日は娘と一緒に湯島に行きました。
そこで気づいたのですが、娘の足についていけません。
歩く速度が落ちているのです。
老いを感じざるを得ません。
歩く速度だけではありません。
最近うまく言葉が話せない気がすることがあります。
ろれつが回らないようなこともあります。
脳ドッグに行こうと思いながら、なかなか行けずにいますが、自分の認識以上に老化は進んでいるのです。
こんな状況で、誰かの誘いに乗って、新しいプロジェクトを起こしていいのかどうか。
迷惑をかけることにならないとは限りません。
いささか悩ましいところです。
今日も新しいプロジェクトのキックオフミーティングがありました。
その方とはひと月前に初めて会ったのですが、今日のお話では、私との出会いで迷いが吹っ切れたのだそうです。その理由はわかりませんが、私の生き方に共感してくださったようです。
それでそのプロジェクトにも私を巻き込んでくれたのです。
そういえば、もう一人、私を現世に引き戻そうとしてくれている人もまた、私との出会いが新鮮だったようです。
こういう人たちのおかげで、現世に引き戻されているわけですが、果たしたその期待に沿えるかどうか。
体力のみならず精神もまた劣化しているようでいささかの心配はあります。
畑の開墾作業で、風のときには壊れた温室を直しに行くくらいの生活が、いまの私にはふさわしいような気もするのですが、節子もよく知っているように、私には「断る」ことが苦手なのです。
どんな誘いにも、そこに「面白さ」や「自分の役割」を見出してしまうのです。
困ったものです。
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