■節子への挽歌4265:今日は無為のお休み日にしました
暑いです。
それで畑はあきらめました。
今日はいささか疲れがたまっていますので、畑で倒れては迷惑をかけますので。
幸いに今年はまだ畑仕事では倒れていないです。
それで自宅で録画していた「ストーンヘンジの謎」を見ていました。
四大文明などよりも古い文明の痕跡だといいます。
たしかにこの数十年の間に、私が学校で学んだことの多くは修正されています。
しかしほとんどの人が学校で学んだ知識を未だに信奉しています。
サロンでよく話題にもなりますが、人は歴史と共に進歩し、生活も今が一番豊かだなどと思っている人が圧倒的に多いです。
私は平安時代と大正時代に生きていたわずかな痕跡はあるのですが、実際には江戸時代も縄文時代も生きた記憶が皆無なので、何とも言えませんが、少なくとも今よりも豊かな生活があったように思えてなりません。
権力者が勝手に行った、前の時代への否定的な評価による情報操作には与しないくらいの知性は、幸いに残っています。
ストーンヘンジには行ったことがありませんが、そこで売っている石のかけらは持っています。
娘がお土産で買ってきてくれたのですが、整理のよくない私ですので、いまは行方不明です。
でもまあ、家にどこかにはあるはずです。
あると思えが、あるのです。
彼岸に行った人も、いると思えばいるのと同じです。
その番組に出ていた3人の専門家が異口同音に言っていたことがあります。
ストーンヘンジでは、有名なエンタシス構造がとられているのですが、あれは人の感性の当然の結果だというのです。
私は学校で、法隆寺の柱のエンタシスはアテネのパルテノンの技術が伝わってきたものだなどと学びましたが、そんなはずはないと、みんなは発言していました。
ストーンヘンジは、なにしろパルテノン神殿の2000年ほど前の作品なのですから。
そういえば、一昨日の万葉集サロンでも黄泉の国を訪ねたイザナギの話が出ましたが、これはギリシア神話など世界中にある話です。
文化の伝播ではなく、人としての感性の結果だと考えるのが納得できます。
また脱線しましたが、メールや電話で、今日はいろんな宿題が届きます。
でもまあ、今日はすべての依頼を忘れて、ちょっとお休みです。
こんな気持ちのいい初夏日は、無為に過ごすのがいいでしょう。
空の青さも、適度ですし。
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