■節子への挽歌4279:人との付き合いは疲れるものです
節子
いささか深刻になっているあるグループの人を元気づけるために、湯島で会いました。
元気づけるつもりが、もしかしたら傷つけたかもしれません。
人との付き合いは難しいです。
その人も、周りにいる問題に直面している人に誠実に対応してきている人です。
ところがなぜかいま、批判の矛先が彼女に向かっています。
もう疲れ切っている感じなのですが、頑張りすぎているように見えてしまいます。
話をしていて、彼女がもう人との付き合いに疲れたというのです。
たしかに人との付き合いは、誠実であればあるほど、疲れるものです。
しかし、そもそも人との付き合いとは疲れるものだと思えば、割り切れるものです。
疲れは慣れれば慣れるものです。
その人の立場になってとか、寄り添ってなどときやすく言う人もいますが、そんなことができるはずはありません。
私は、ただ人間として真剣に対応することしかできません。
それが逆に時々、相手を傷つけてしまうわけです。
困ったものです。
でもまあわかってもらえるでしょう。
今日は、めずらしくちょっとうれしいメールが届きました。
節子もよく知っているTさんがまた新しい仕事を引き受けたという報告です。
彼女の世界もどんどん広がっています。
にもかかわらず、こうして報告してきてくれる。
多くの人は、困ったときには湯島に来ますが、うまくいき出すと来なくなるのです。
それに比べ、Tさんのような人がいるのは私には大きな救いです。
今日もまた3つのことでかなり疲れた1日でしたが、Tさんのおかげで少し報われた気がします。
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