■節子への挽歌4318:自然からのメッセージ
節子
いよいよ梅雨です。
どんよりした梅雨空で、心が萎えます。
自然の表情をいつも豊かですが、同じ自然の風景が違った思いを生み出します。
梅雨空に安堵した時もあれば、今日のように梅雨空で気が萎えることもあります。
同じ風景が、気持ち次第で違ったメッセージを送ってくる。
この15年、どれほどたくさんの自然からのメッセージを受けたことでしょうか。
もっとも節子を喪ってしばらくは、自然にも無反応でした。
季節が感じられなくなり、自然への関心も弱くなりました。
季節の変化を感覚的に実感できるようになったのは最近かもしれません。
今日は典型的な梅雨日です。
不安を感じさせて出かけたくない気分ですが、今日は朝から夜まで目いっぱい人との約束があります。
朝のミーティング、午前のサロン、午後のサロン、遠方からの来客、さらに夕食の約束まで。
思えば、節子が元気だったころは、こういう毎日でした。
時々、そういう生き方を後悔することがあります。
なぜもっと節子と一緒の時間を大事にしなかったのか、と。
自らの生き方を問い直し改めることは、とても難しいことです。
いまの生き方も、また振り合える時があるとしたら、後悔するかもしれません。
でも今日は、ちょっと普段とは違う、予定が埋め込まれた1日です。
自然が見えない1日にならないようにしないといけませんが、たぶんそうなるでしょう。
自然を感じ、自然からのメッセージを受けられるのは、とても豊かなことかもしれません。
厚い梅雨雲に、なぜか節子を感じます。
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