■節子への挽歌4301:元上司の訃報
節子
昨日は畑仕事に精出したおかげか、夜はぐっすりと眠れました。
畑は相変わらず開墾作業が続いていますが、野菜もだいぶ植えたり芽が出てきたりしています。
種まきや苗を植える時期が、いずれも遅かったり早すぎたりする関係で、あまりうまくいっていませんが、私の畑作業の主目的は自然との交流なので、まあそういうことにはあまり関心はないのです。
それでは「農作業」にはならないのですが、もともと畑ではないところなので、そもそもが難しいのです。
ちなみに、畑ではだめだった小ぶりの人参を自宅の大きな鉢の片隅に植え直したら、なんと今もまだ生育を続けています。
土壌の大切さを改めて実感します。
野菜作りは土づくりと、かつては言われていましたが、その意味がよくわかります。
そして私の関心事はその「土づくり」なのです。
会社時代に取り組んだプロジェクトは企業文化を変えるという壮大なプロジェクトでした。
それは会社の土壌(企業風土)を変えていくことでしたが、見事に挫折しました。
そのプロジェクトを、私の自由に実行させてくれた中川(当時副社長)が亡くなったという知らせを受けました。
中川さんには会社を辞めた後、偶然にも六本木の交差点で会いました。
私のことを心配してくれていて、一度、訪ねてこいと言われましたが、結局、行くことはありませんでした。
そういってくれていた会社の先輩は何人かいましたが、誰に会いにはいきませんでした。
生き方を変える以上は、すっぱりと縁を切らなければ、と当時は考えていたからです。
それに経済活動としての仕事はしないことにしていましたから。
会社時代、私はたくさんの人たちに支援されていました。
にもかかわらず、会社を辞めてから、そのつながりを切ってしまっていました。
いまから考えれば、まさに狭い了見でした。
中川さんは、家族での葬儀をされて、改めて「お別れ会」をやるようです。
「お別れ会」には、私は多分参加しないでしょう。
いろんな人に会えると思いますので、生きたい気持ちもあるのですが、なんとなくわずらわしい気もします。
中川さんのご冥福を祈ります。
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