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2019/06/19

■節子への挽歌4308:生き生きと生きている人に出会いました

節子

昨日は、実に刺激的な人に出会いました。
平山さんがお引き合わせしてくれたのですが、会ったとたんに瞬時にして心がつながった気がします。
時々ですが、そういうことが起こります。

私よりもご高齢ですが、昨日も北京から戻ったところでした。
大学の名誉教授ですが、いま話題の免疫細胞の研究者でもあります。
これまでの活動を少しだけお聞きしましたが、枠にとらわれずに自由に生きていることが伝わってきました。

久しぶりに、生き生きと生きている人に出会えた感じで、うれしくなってしまいました。
実に刺激的な2時間でした。

東日本大震災の時には、女川で新しいプロジェクトである設備を完成させて、ご自分だけ所要で仙台に自動車で戻ったそうですが、30分遅れたら、ご自身も波に飲み込まれたそうです。
仲間も借金をして作り上げた機械設備はすべて失いました。
そうしたことを話す語り口に、お人柄を感じました。
すっかり惚れ込んでしまいました。

大学教授で似たような人を一人だけ知っています。
お2人とも、相手がだれであろうと真摯に誠実に対応し、人間であることからぶれることはありません。

ひるがえって自分を考えると、いささかの恥ずかしさを感じます。
まだまだ人間であることにこだわっているということは、未熟な証拠です。

昨日は実にうれしい日でした。
また一人、生きている人に合えたからです。
そういえば、その方はこんなことを言いました。

私は津波から「逃れた」が、震災で生き残った人たちはみんな「生かされた」という。
聞き流してしまいましたが、その人の生きる哲学を感じました。
その方のお名前は徳田さんです。

またお会いすることになるはずです。
私も徳田さんに何かお役立ちできるといいのですが。
それを探さなければいけません。

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