■韓国のGSOMIA破棄に素朴に思うこと
韓国がGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)の破棄を発表したことが大きな話題になっています。
軍事で平和を目指そうという考えに拒否感がある私には、素朴に共感できる話ですが、どうもそういう捉え方は非常識のようです。
北朝鮮と韓国の関係は、たぶん当事者でなければ分からない話でしょう。
自分たちが望みもしなかった代理戦争で、分断国家にされて、北と南とで生き別れになった家族にとっては、一番の「平和」は、家族一緒に暮らせることだと思います。
南北の戦争が起こらないことが確信できれば、軍事など無駄な話です。
南北の戦争が起こらなければ(あるいはその危機がなければ)困る人もいるでしょうが、私は、自分は部外者であるとしても、起こってほしくありません。
昨今の日韓関係の報道情報は、やはり私には違和感があります。
日韓政府関係と日本人と韓国人の関係とは全く違う話ですが、それがいつも混同されてしまい、前者が後者に大きな影響を与えるのが残念です。
逆にもっと日本人と韓国人が往来しあい交流を深めたら、状況は変わるでしょう。
むかしは、日本と韓国は同じ生活圏にありました。
そもそも同じ生活圏で生きていたことを思い出したいものです。
| 固定リンク
「政治時評」カテゴリの記事
- ■ウクライナ戦争での国家の役割を考えたいです(2022.04.23)
- ■本間照光さんがまた「科学」に寄稿されました(2022.02.22)
- ■「民主主義において権力は、資本という特殊な「主権者」によって占められている」(2022.01.25)
- ■「進む辺野古移設 市民にうんざり感」(朝日新聞2022年1月25日朝刊)(2022.01.25)
- ■「新しい資本主義」と「新しい民主主義」(2022.01.23)
「平和時評」カテゴリの記事
- ■仕掛けた人の背後にある真実(2022.05.13)
- ■戦争を止めるのは人の友好関係を広げていくことでしかありません(2022.05.08)
- ■昨日は沖縄が日本の返還された日でした(2022.04.29)
- ■ジョン・ダワーの「戦争の文化」とウクライナ戦争(2022.04.21)
- ■国民の無関心が戦争を引き起こす(2022.04.18)
コメント